陽光

　夏の暑さも感じるくらいの気温になってきましたが、朝晩はまだ風が気持ちよく、散歩も快適です。
　日射しは日に日に強くなり、空を見上げると眩しいくらいです。日傘を差している方も増えました。
　
　２月中旬に種蒔きしたミニトマト（アイコ）がようやく花をつけました。
　例年より成長が遅れて、心配していましたが、これで一安心です。収穫は７月くらいでしょうか。楽しみです。

　昨日、沖縄県が梅雨入りしました。庭の作業も梅雨入り前に進めて、茄子やピーマンも植えたいと思います。

●マツバギク
　遊歩道の芝桜が咲き終わったあと、今度はマツバギクが咲いてきました。
　
　濃いピンク色の細かい花弁が、太陽の光を浴びてきらきらと光って綺麗です。小さい花ですが、見応え十分です。
　
　松の葉のような形で、キクに似た花なので、この名前がついたそうですが、キク科ではないと聞いて驚きました。南アフリカ原産の多肉植物とは、だいぶイメージが違います。
　とても逞しく、どんな荒れ地でも咲いて、花持ちもいいので、毎年楽しみにしています。

●ニゲラ
　昨年、遊歩道で見つけてから楽しみしていた花です。
　
　淡いブルーが爽やかです。花の中心から出ているにょろにょろとした髭のようなものが、ユニークです。
　
　私が見たのは５弁の花でしたが、もっとたくさんついた八重咲きのようなものもあるようです。色も白やピンクもあるそうです。
　
　ドライフラワーにしても良いそうで、可愛い花をそんな形で長く愛でられるのは、嬉しいです。旺盛な繁殖力なので、来年もまた綺麗な花を見せてくれるでしょう。

●ニオイバンマツリ
　ニオイバンマツリは白と薄い紫、濃い紫の可愛らしい花が咲きます。名前の通り、強い香りが特徴で、近くを通っただけで、ジャスミンのような匂いがします。
　
　この花もハコネウツギと同じく、初めは濃い紫で、最後は白になるそうです。清々しい花が、青空に映えます。

●奨学金
　病気や災害などで親を亡くした子どもを支援する「足なが育英奨学金」の高校生向け申請が急増し、応じきれないという現状が明らかになりました。
　
　一昨年までは申込み申請中の９割程度まで出せていましたが、去年・今年は５割程度にまで低下しました。
　
　理由は奨学金制度の仕組みの変更です。
　これまで、高校進学予定の生徒や高専在学中の生徒は一部返済必要でしたが、去年、返済不要の「給付型」に変更したところ、申請が急増しました。
　
　大学進学にはお金がかかります。実際、日本学生支援機構が行った調査（２０２２年）によると、家族と同居の場合で学費と生活費の合計は、年平均約１６４万円、下宿する場合は約２１２万円です。
　
　ですから、返済が不要であれば奨学金を利用したいという潜在ニーズはあったと思います。
　
●親の責任
　教育は親の責任で、教育費も親が出すという考え方が日本では一般的です。
　
　多少生活が苦しくても、子どもに借金を背負わせたくないという気持ちが強く、奨学金申込みに躊躇いがあったのだと思います。
　
　制度の変更はこうした親の心理的負担感を軽減したのではないでしょうか。
　
●将来の夢
　父親が国指定の難病を患っていた女子学生は、高校１年から約５年間奨学金を利用して
「おかげで、安心して自分の好きな勉強が出来て良かった。教師になるという将来の夢を追えるのは有り難い」と感謝を述べました。

　能力がある人が進学できないことは、個人にとっても、社会にとっても損失が大きいです。
　
　現在、物価高などの影響を受け、奨学金の原資も深刻な状況になっています。
　
　大学進学がすべてではありませんが、奨学金制度は家庭の経済状況に関わらず、学生が希望を持てる制度です。
　
　学びたいという意欲のある若者が経済的理由でこの志を断たれ、将来の夢を諦めるのは残念です。そうした事にならないよう、社会全体で支えていく必要があると思います。
　

陽 光

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