知らないかもしれないけど、

わたし、



痔なんですよね。



あえての文字サイズ!あえてのBOLD!
それがわたしの、内緒の秘めたる穴、略して姫穴に対する礼儀ってものなわけよ!

失恋?なにそれ!ちょーどうでもいいし!

みんながどれだけ自分の姫穴と向き合ってきたのか知らないけど、どうせ姫穴について知っていることなんて多くないでしょう?
自分の顔の皺の数は気にしても、彼女の皺の数なんて気にしていないでしょう?
いやらしいことに挑む時も、匂いばかり気にして彼女自体を気にすることなんてないでしょう?

わたしと今までの相手に高度な好奇心と探索力がなかったこともあり、彼女の存在を恥ずかしく思うばかり。


だから、彼女は怒ったのです。

わたしを見て、って。
わたしはここにいるよ、って。


だからって、ちょっと怒り狂い過ぎじゃないかなー。
でしゃばらないキミが好きだったんだよー。
文句も言わず、ひっそりとして寄り添ってくれるキミが好きだったんだよー。

なんて、都合の良い女扱いして、ごめんね。

つーても、マジ無理マジ無理ほんと痛い。
まー、ほんと痛い、裂けていくのがわかるわけですから、やー、ほんと痛い。


※ということで、以下は手抜きしてmixi日記からの転用である。
※きっと、姫穴の我侭に手を焼いている方もいると思っての、mixiよりは検索にひっかかりますでしょうという、ちょっとした優しさなのである。


ということで、行ってきたんですけども、病院。

なんてゆうのかな!

ジェルがあれば!

何でも入っちゃうんじゃないかな!

じゃなくて、実はきっと人には言えないだろうお尻の事情を抱えている人もいるかもしれないから、教えて差し上げましょう。
超!上から!

行きましたのは、女医さんがいらっしゃる病院。
女医さんにこだわっていたわけではないのですが、予約ができる・休日診療あり・通いやすさ・良さそう(=検索して上位・口コミが入っている)の条件で決めました。
予約不可なんて、論外である。
会社の帰りでも…と思ったけど、お見せする部分が部分なので、お風呂上がってからの時間が短いほうがいいよね、という乙女心。

平日の朝イチの予約でてけてけ行ってみましたが、
わたしと同じ年代の人はいなくて、何故か年上のお姉さまたちばかり。
たまたまたなのか、こじらせてからじゃないと踏み切れないのか、でもみんな仲間なんだね!そうだよね、おケツ痛いよね!という謎の連帯感。

初診なので問診表を書く。
結構真面目に書く派。
これで判断しちゃう先生だったら、困るじゃん?

そして、待つ。
雑誌の争奪戦が繰り広げられる。
「だってもう、おケツの内緒があるってココに来てる時点でわかってんでしょ?今更可愛こぶってんじゃないよ!」みたいな争奪戦。
もしや、男性がいないから故の争奪戦なのかしら、おろおろ。
どちらにせよ、わたしの前には2人しかいなかったので、ちょっとしか待たないはずーと思い、のんびりキョロキョロ。

お手洗いがいっぱいあるみたい。
でも、混んでるみたい。
診察を受ける前、じゃなくて、後、の人が入っていく。
え、なんで、あまりにも辛い触診ってこと?
「せっかくしまったイボちゃんが出ちゃって大変だよー!」みたいな?
あわわわわ。

慌て始めた直後、呼ばれる。
ペコペコしながら入っていく。

部屋には看護婦さん3人(多い!)と、お綺麗な女医さん。
何故女医さんはお綺麗なのか。

モニターがあって、内視何とかって書いてる機械があるぞ、こ、これで内部の様子を見たりするのかしら、で、でもー、これは重症の人用じゃないのかな?わたしはやらないと思うけどー、指入れるくらいだといいなー…。

先程の問診表をもとに、症状やらいつから?やら、内科と変わらない質問を受け、ベッドへ。
わたしと看護婦さん1人を残し、仕切りとしてカーテンを閉められる。

「ベッドの上、こうやって膝立ちになってください」
マネする。
ベッドの上に白衣を着たお姉さんが膝立ちだなんて、素敵な絵だなあ。

「ストッキングと下着を膝までおろして、この絵の通りに横を向いて寝てください」
一緒にずばっと下ろす。

下ろすが、スカートを履いているとはいえ、女の人の前でパンツを下ろすなんて!
パンツ下ろし待ちをさせるなんて!
(タオルケットをかけてくれるため、待ってくれているのだ!)


正直、ここが1番ドギマギしました☆


横になったら、タオルケットをかけてくれた。
ちょっとした乙女心でまくりあげきれなかったスカートをまくられての、タオルケット。
まくられるドギマギ☆

そして、女医さんが入ってくる気配。
やー!これからだわー!怖いわー!指入れられるのかしらー!

「これから指を入れて様子を見ますね、痛くないようにジェルを塗りますね」云々。
ジェルだー!ひゃー!ぬるぬるだー!
おケツ丸出しですみませんー!お仕事とはいえすみませんー!

「入れますねー」
ひゃー!は、はいって、はい…、は、……おおおおおおお、


おおおおおおおおおおおおおおお おお お、 おあえ

お、思ったより、ぐりぐり回すーーーーーーー!!!!!!!!!!!


異物挿入への好奇心より、「何か入れて更に切れちゃったらどうするんだよー!もう既に切れちゃってんだよー!」のビビる気持ちオンリーになったーーーー!!!!

「ここ痛い?」

「痛いですぅ…」(切れやしないか心配の声)

「ここは大丈夫?」

「大丈夫ですぅ…」(ぐりぐり押し回すの怖いよぅ、切れちゃうよぅの声)

「ちょっと出血が多いので、内部を見てみますねー」


え?

血ぃ出てんの?

ほ、ほおおおおらあああああああああ、ぐりぐりするからじゃーーーん!!!!
ばかばか!!!!
全然痛くなかったけど!!!!

え?

内部?内視何とか?

胃カメラ的な?

「力抜いてー、息を吐いてー、はい、ふうぅー」

「は、はい、(す、素早い!)ふうぅー…」

お、おおおおおお、「もうちょっと入りますよ、はい、ふうぅー」おおおおおおお大腸って長いんだよなああふうぅー…「これで入れ終わりますー」おおおおうおうおう人体の不思議ぃー…。

指は想定していた違和感だったけど、もうちょい中まで入れますと、「おふぅ」って感じ。
わたしは痛いのが入口のみなので、入口痛いよーって思ったけど、内部の感覚は完全に「おふぅ」です。


「白くて綺麗ですね、大丈夫ですねー」


なんか褒められたー!!!!!!
よくわかんないけど、テンション上がるー!!!!!!
(でも力を抜いていないといけないのだ!)

抜く時は意外と何も感じない。
まあ、基本出す器官だからな、と冷静に思う。

そして、看護婦さんがジェルを拭いてくれるよ!!!!!!!!!!!!!!
恐れ入ります恐れ入ります!!!!!!!!!!!
一生の思い出にします!!!!!!!!!!!!


診断の結果、わたしが思っていたよりはマシで、2ヵ所傷ついたけれど治ったところがあって、1ヵ所腫れているところがあって、そこが痛いんじゃないのかな?ってことになりました。

初回だからってことで、しっかり効く薬とほどほどの薬(ボラギノールみたいなやつ)で2週間、出血も気になりますので座薬と、傷をぐいぐいしないよう、やわやわした何某が通過させるための薬を貰いました。
いやもう、マジ痛いんですよね、「ぎぃぃぃ…」ってなるくらい痛いんですよね、何とかなりますかね先生。

実は、指と大腸のほう?を見る内視カメラの間に、基本の内視カメラがあったみたい(つまりは、2回カメラを入れた)んですけど、そっちのほうは何を言われたのかあまり覚えてないので省きました。
なので、普通は指と内視カメラは使用して、ちょっと気になるなーっていう場合は、大腸のほうまで見るのではないでしょうか。
適当ですが。

そして、診察後の人たちがお手洗いに行く理由は、きっとジェルが残っているのが気持ち悪いから拭きに入っているのではないでしょうか。
最後に薬塗ってくれたのもあったし、あんま気にならないから、わたしは普通に帰りましたがね。


やー、何とかなるかな、薬ガンガン飲むし入れるぞー!!!!!!!!



なんというか、

異物がさ、

これは、危ない道に(主に1人で)進んでしまう猛者がいても仕方がないと思える程、普通に入りました。
痔じゃない人は、フロンティアに挑んでみればいいのではないでしょうか。
新たな自分が見つかるかもしれません。