パパと結婚する | Sadistic Erotomania

パパと結婚する

『だってぇ、就職活動には交通費かかるしぃ、ためらうこともあるじゃんかあー…』




って漏らしたのが、昨日。


そうしたら、今日の朝、ドアの隙間から、白い封筒が覗いてました。

中には1万円。


「ぎゃっ…誰か落とした!?」とか思ってたら、手紙が入ってました。




メロメロ大好き、パパンからの。




その中には、「頑張れ」なんて言葉はなくて、「滅入らず、焦らず」ばっかりで、泣いた。





4月になってもちっとも就職活動してないあたしには、教授も友達も彼も「ちゃんとやりなさい」ばっかりしか言われてなくて、いやまあ、それでヘコむことはないんだけど。


女子だから不利っていうのはナイって言いましても、やっぱりまだまだあって、「女子は採らないんだよねえ」って、暗に選考中に言われた人も何人かいて、しかもそれは、あたしが興味を持っていた職種で、まずそこでイヤになっちゃって。

実際、過去の実績見たって、女子なんて30人中2人とかしか採ってなくて。


(体力的にも、徹夜云々をするには、やっぱり女子がいると不便、っていうことなのかしら)

(それとも、単に能力とか、男尊女卑の姿勢が抜けないだけなのかしら)

(結局面接するのは、オッサンだし)

(保守とか確かに、向いてなさそうだけどー)



今年はともかく、彼が就活してた2年前は、彼が何を見たのかは知らないけど、女子の就職先が決まらない現状をまざまざと見たらしく、すんげえ今うるさい。(ヒドい)



「そんなのわかってるよー…」と思いつつも、あたしはどうも「就職活動」っていうものに納得がいってなくて。

(出たよ、変なクセが!)


だって、今まで直感で生きてきたのに、いろんなことに理由付けして行動しないといけないっていうのが、もう向いてない。

理由が直感では駄目で、事実に基づいた、思考に基づいたことじゃないといけないっていうのが、すげー腹立たしくって、何かイライラ。



そういう大切さも知ってるけど、なんかもー、ねー。



「大体、何回も会社に赴かないといけないのが、有り得なーい」とか、そんなんどうしようもないことを言い出しちゃって、「ああ、こりゃしばらく抜け出せないわ…」って思ってて。





父さんが面接官をやっていたこともあって、「志望動機なんて8割型嘘なのに、そんなに必要なのか」とか、「歯車要員じゃ駄目なのか」とか「何であんなに説明会で、きちんとしゃべれない人間が多いのか」とか、どうでもいいけど、八つ当たらずを得ない(あたし的には)ことをジャジャジャーっと話したりして、


なんかこう、


普段はヘラヘラしてる割に、『そんなこと言ったって、どうしようもないじゃん?』的なことを言い出したので、父さんも心配してくれるようになっちゃって、

あたしは、そんなことで心配なんてして欲しくなくて、

ただの八つ当たりなのに、どうしようとか、

スゴい幼稚なところ見せてしまってイヤンな感じとか、


就職活動とは違うトコでも悶々とし始めて、秋採用にかけるしかなくなっちゃうかも…とか鬱丸出しに思い始めてて、

(この更新頻度から伺って頂きたい、鬱っぷり)



そんな中で、手紙で『交通費なんか幾らでも使いなさい、必要ならどんどん言いなさい』みたいなこと言われて、


バックアップしてもらって嬉しいって思うと共に、

金銭面でしか支えられないって思われたのかと思って焦ったり、

どうせならもっと精神的な面も支えてもらいたいって思ったり、


パパ大好き度が急上昇したり、

嬉しさと悔しさだったら、何か知らないけど悔しさがスゲー勝ってて、

1時間くらい断続的にメソメソして、

お腹空いたけど、冷蔵庫に向かうには父さんの前を通らないといけなくて、

でもこんな目じゃ行けなーい、とか、




ううう、でも、頑張るかもしれない、就職活動。




昨日はそんな父の気を知らずエロゲーをやってしまったとか、


白い封筒に気付きつつも、ナンダコレって思って、

トイレに行くときに踏んじゃったとか、



そういうのに罪悪感がナイから、まだあたしは大丈夫だから、頑張るかもしれない。


うううう。

フォントサイズがいじれるのって、便利☆




関係ないけど、パパ大好き人間は、パパと同じタイプを好きになるんだと思ってだけど、

実際、父さんと彼は似ても似つかない、違うタイプなんだよね。


変なの。