テスト期間なんだな、学生諸君よ。 | Sadistic Erotomania

テスト期間なんだな、学生諸君よ。

いや、あたしもテストだったり課題だったりにてんやわんやですが。

生徒のテスト勉強より、自分のテスト勉強をしたい程なんですが。(ちょっと、めちょさん)


あたしは今、中3の生徒だけなら2人しか受け持ってないのだ。


高梨クンと、早季子ちゃん。


おなじみの2人ですけど、実は中3だってゆう、この事実。


高梨とは中1からの付き合いでありまして、最近の彼の男前っぷりの上がり具合といったらなりません。なんだか身長も伸びやがり、顔つきもシャープになりつつあり、成長ってスゴいなあって思う次第であります。

(あれ?成績は?)


んも、2人に限らず、あたしが受け持つ子は最初、ほんとに塾に来なかった。


ウチの塾は再三申し上げますが、有名塾ではなく個人塾のマンツーマン式でありまして、集団授業についてゆけない子や、単に人見知りで集団が苦手な子や、平たく言えば有名塾に通いきる力も微妙な子が通うような、当日欠席したって遅刻したって請求がいかないような、若干の無理も利く塾なのでありますよ。

そりゃ、とんでもなく賢い子もいますが、そういう子にはイイ大学の先生がつきますからね、あたしじゃ無理ですよ、無理無理。


成績表を最初に見せてもらうんだけど、揃いも揃って、1と2しか見かけない。

体育でも2。(唯一早季子ちゃんは4)(覚えてる程に1と2しかないんだから、ほんと)


それは、「勉強が出来ない」に直結するわけじゃなく、ヤル気の問題なんだけど、あのさ、勉強を教えるのなんて簡単なわけじゃない。高度な応用を教えるならともかく、基礎なら何ら問題わないわけじゃない。


ヤル気ってか、興味を持たせるってか、シャーペンを持たせるのにどれだけ大変か。


基本装備=手ぶら。


キミらは、何をしに、ここに?


隣のブースでは、先生はきちんと授業をして、生徒は先生に質問したり、出来ただのなんだのってキャッキャしてるっていうのに。



「今日数学の授業あった?どこまで授業進『もう寝る』



え、寝ちゃうの?

それって、本気で寝ちゃう姿勢じゃない?


…ねー、つむじを押すと便秘になんだよねー。(ボールペンでガスガス押す)


便秘ついでに、大腸も弱り、機能しなくなり、内蔵の各所に行き場を失った排出物となる物体が移転し、どうにか発散させるために、毛穴から気体化した排出物となる予定だった物体がシミシミと染み始めて…。


…なに、やるの?数学やりたいの?


でもさ、もうあたしも帰りたいんだよねー、あたしもテストだし。

なんで他人のテストの面倒見ないといけないんだって話。


そりゃ、金貰ってるけどさ、授業してるかなんて、あたしとアンタしかわかんないじゃん。


あたしがやりましたって言ったら、万事OKなんだから。

もー適当にワークとかやってれば?提出するんでしょ?しなくたってあたしには関係ナイけどさ。


…えー、わかんないとこあんの?


…はあ?教えて欲しいの?


教えを乞うときにはーーー…そうそう、『先生』の前に『美人で聡明な』が、抜けてる。


…なんだよ、じゃあ、今日は解散……ええー、マジで授業やって欲しいの?

あたしに因数分解を解かせる気なの?

アンタ何様?


キミのポケットマネーで手を打つかどうか
って感じだよ、その要求は。


マジだるいし。

1回しか説明しないかんね。


1回で理解しなかったら、あれしかないもん、もう教える自信なくなっちゃう、だから…。


あたしより厳しくて、真面目で、宿題をいっぱい出してくれる先生に代わってもらおうね♪




そんな感じで、高梨を筆頭に問題児丸出し小僧たちの成績を3まで上げたわけですが、(3止まり?とか言わないで!高梨なんてテストすら受けに行かないヤツだったんだから!だから!!)(あたしの2年の成果なんだから!)(思い出しても泣ける!!)


ここにきて、早季子ちゃんを筆頭をした女子生徒たちが、お勉強を投げやり気味。


ま、マジかよ。


早季子ちゃんのつむじも押せばよかったのだろうか。

めちょ、とってもショック。


『仕方ないから、やってやろう』って面倒ながらのオーラすら、微塵もない。


ワ、ワークは、ちゃんと、提出、して、くれた、よね?って問うてしまう程である。


なんだあれは、恋でもしてるのか、女子生徒諸君よ。

それとも、あたしが女だからダメなのかしら、とか思ってみたり。

イケメン先生なら、なんとかなるんだろうか、とか思ってみたり。(責任転嫁ってゆうのよ、コレ)



女子中学生って、難しいよね。



あたしは中学の頃からオバサン気質だったから、女子中学生の気持ちがわからない。

好きな芸能人にキャッキャしたり(興味なかった)、好きな男子と目が合ってキャッキャしたり(勢いに任せて(略))、両親を毛嫌いしたり(好きだった)、中でも父親を疎ましがったり(結婚したかった)、なにもかもがおかしくて、楽しくて、夢見る瞬間もあれば、やけに真実味のある言葉を吐いて嘆き、それでも幼い世界が…。


…なにいってんのかわかんなくなってきたけど。


女子高生はまだしも、5個以上も離れた、しかも10代前半なんて脅威ですわ。


男子中学生といえば、いつの時代も冒険心と笑いとエロで事足りそうじゃん。(失礼)

エロをちょっぴり取り除けば、男子高校生になる程度で、あ、もしくは、エロをちょっぴり付け足すか、それは個人差で。男子大学生も然り。(失礼を承知だってばあぁん…)



どうしよう、あの小生意気な小娘たちめ。



もし、もし、かなりの勢いで、もし、あたしに子供が出来ても、娘じゃありませんように!!


娘と一緒にショッピングを楽しむとか、有り得ない、娘だってライバル。

娘であっても、女である気がしてならないから。


…あたしの娘なんだから、そうに決まってるんだ。(なにか、心当たりでも?)


あーああああーあー、どうしようー、どうしたら因数分解わかってくれるんだああああああ・・・。