きっと前から
生理痛が重かったんだと思う
でもみんなつらいものだと思って
我慢していた
17で病気を確信して
最初は家族も友達も
信じてくれなかった
ただだらけてるだけって

病院でも
精神的におかしいだの
便秘だの
気のせいだの
何個も病院いって
何回も何回も検査しても
わからなかった
医者の癖になんでわからないんだと
何回も医者にくってかかっては
母に止めてもらってた
藁にもすがる思いでやっと
子宮内膜症の疑いがでてきた19のときには
学校も通えなくなって休学
学校のともだちには
なんでそんな体で入学してきたの?
と言われ
次の日から苦しくてでんしゃにのれなくなって
行けなくなった

彼氏(旦那)にも
頭がおかしいだの
病気だから暗いだの
言われ続けた
おなかいたいって座り込んで
はずかしいからやめろと
引きづられたこたもあった

勉強もしなくなって
やりたいこともやめて
将来がみえなくなった

だから結婚ににげたのかも
とにかくこどもをうみたかった
そしたら体質がかわるかもって言われ続けて
授かれたのが20代後半

そこから旦那は豹変
いや、豹変したんじゃなくて
きっとずっとそうだったのだろう
結婚すれば私だけを見てくれるものだと
勝手におもっていた
浅はかだった
毎日吐いて毎日泣いて
お腹の子にあやまって
ごめんね、ごめんねって。
1人で育てていこうと
決意した

あれから五年たってから
私はおかしくなった
人間ってこんなにも
醜くなれるんだと。
発狂。暴れる
まさに狂った


でも
やっとやっとやっと
真剣に向き合ってくれるお医者さんと
めぐりあえた
すこしでもよくなればとのんだ
二回目のピル
副作用で私は鬱になった

19の時にのんだピル
あのときも鬱になってたのかも

ピルのまれな副作用でなる鬱
ピルをやめるまで
気付かなかった

のみつづけた半年は
地獄だった
なにもたべれない
なにもしゃべれない
目も開けれない
まさに灰のようになった

ただただ死に方を調べて

死にたい以外考えられない

頭の中死にたいが100%占めていた

なってみなければわからない
鬱のたいへんさに
ことばがなかった・・・

死にたい=逃げたい

本当に死にたいのではなくて

ただただ逃げ出したいのだ

このつらさをわかって

私つらいの!!!!!

本当に死んじゃいそうなこともあったけど・・・

そういう時は静かに挑むものです

騒いでるうちは死なないんですよね


重症の鬱と診断され
半年待ちの神経科に
緊急でみてもらえて
私は人間にもどった気がした

ピルをやめて
モヤモヤが一気になくなった
でも半分くらいかな?
つねにだるい、ねむい、痛い

それから2年がたつ
痛みは毎月増す
痛みがくるたびにおもうのは
こんなに痛かったっけ?
痛くないときは
私はよわいんだなー
つぎいたみがきたらのりこえよう
っておもうのだけど
陣痛のような痛みがくりかえされる
気が狂いそう
狂ってるのかも?!
これ以上つよいくすりはない

麻薬になってしまう

点滴も中毒性があるので

1週間(だったかな?)以上続けて使用不可
お世話になってる病院では

すぐ検査と点滴をしてくれます
救急や病院の方々は
本当に皆さんいいひとで
どうにかしてあげたいと
手を尽くしてくれる
かかりつけじゃない病院につれていかれると
対応してもらえないので
隣の都道府県の病院に
特例で高速ではこんでくれる
でも救急車は痛い
ベッドが固くて・・・

忍耐です
息子はもう 救急車がきても
動じない
警察には
ぱぱがわるいんだよと
ママを守ろうとしてくれる

別居してたときは
絶対にパパの悪口は
言わなかった
パパはおしごとしてくれてるんだよ
ありがたいね

息子には
別居したままのほうがよかったのかと
いまでもなやむ


この先、生きていくのがこわい
あと何年何十年この痛みにたえて
まわりに理解してもらえないまま
理解してくれなくてもいいんだけど
この苦労をかくしながら
笑っていきていかなくちゃいけないんだろう

いきるってなんだろう

息子がいてくれてよかった
その息子にご飯がつくれなくなって
幼稚園につれていけなくなって
泣いてばかりの日に

このプレッシャーが
息子には重いんだろうな
本当にごめんね。
でもあなたがいたから
勇気をたくさんもらって
あなたを守らなきゃいけないから
私は生きていかなきゃいけないんだ

働ける体なら
すぐに離婚してただろう 離婚できなかったのは
こんな体だから

すべては私の選択ミス
いろんなことから逃げてきたつけが
いまになって覆い被さってきた

父がガンになって
生存率のひくい箇所で
ステージ4で
本当はささえていかなきゃいけないのに
私の年では
病気じゃなかったからいいじゃん!
60までいきてこれたじゃん
ときのう言ってしまった
情けなくて
じぶんの弱さに
じぶんの弱さをうけいれてないことに
不甲斐ない

変わりたい
かわりたいけど
体とこころが悪化する
病名がふえる
こんどは自律神経への疑い
毎日ぜんしんがいたい
繊維筋痛症
あなたのばあいは
積まれてきたものがありすぎて
治らないだろうって
これ以上の薬はだせないって

それでも
息子がもし同じような病気だったら
よるもねれなかっただろう
わたしでよかったと
思いたい
旦那ががんばってかわってくれて
一見幸せそうにみえるうち

幸せそうでいいね
なにも苦労無さそうだね

私はきっと
うまく笑えてるんだろう
でももうつかれた
人と会うのも億劫
本当の本当の限界に
片足突っ込んでしまった気がする
誰にもいえない
家族が知ってるだけで
それだけで幸せなんだろう