【レビュー】H.A.W.X(ホークス) | 旧・鋼鉄親子でゲーム漬け!

【レビュー】H.A.W.X(ホークス)

▼高高度戦 試験飛行中隊▼

H.A.W.X(ホークス)

おまえが欲しがってたゲーム買って来たぞ。

ありがとう!

H.A.W.X」だね!

PS3で初めてのフライトシューティングゲームだよね!

Xbox360では既に発売済みだが、今回少し遅れてPS3版が発売されたな。

確かにPS3では初の本格的なフライトシューティングゲームだ。

空中戦が題材になったゲームは、ウォーホークとかあったけどね。

でも、あれは地上戦がメインだったし、ホバリングする実在しない飛行機しか操縦できなかったから・・・

今回の「H.A.W.X」はかなり期待してるよ!

ところで「H.A.W.X.」ってゲーム名だけど・・・

これ、何の略?

「H.A.W.X.」は「High Altitude Warfare eXperimental squadron」という長い名詞の略語らしい。

和訳すると「高高度戦 試験飛行中隊」だ。

・・・こっちの名称の方が、ゲームの中身がわかりやすいような気もするが・・・

いや・・・「高高度戦 試験飛行中隊」って・・・なんか、中国のパチモンのゲームみたいで、買う気が起きないよ・・・
・・・あ・・・確かに・・・

まぁ、早速プレイしてみようよ!

・・・う~ん・・・オープニングにセンスが感じられないなぁ・・・

これなら、オープニングが無い方がむしろ良かったような・・・

ゲームはオープニングとは関係ない!
・・・と、言いたいところなんだが・・・やっぱり”つかみ”って大切だよな。
気を取り直して早速!
っち・・・2人対戦できないのか・・・

よかったぁ~・・・

親父と対戦したら勝ち目無いもん。

最大8人のオンライン対戦もあるみたいだけど、まずはシングルプレイだね!

ほほ~・・・このゲームは、アシストのONとOFFを切り替えることで、戦況を有利にしていくゲームみたいだな。

こんな仕様は初めて聞いた。

このゲームの最大の特徴みたいだな。

アシストONは、エースコンバットとかにでも良くある、古典的な視点だね。

アシストOFFは・・・第三者視点で、映画っぽいカメラワークになるんだね・・・

今までアシストONのときの視点に慣れてたから、凄くアシストOFFの操作が難しいよ・・・

だがアシストをOFFにすると、的を空間的に把握しやすくなって、敵とドックファイトの時に有利に戦える・・・と説明書には書いてある。

・・・空間・・・把握しやすいかな・・・?

今のところ、すっごく違和感を感じるんだけど・・・

ま!これは、”慣れ”なんだろうな。そのうち慣れるだろう。

そして、このゲームの2番目の特徴は、地上マップに超高解像度の衛星写真を使用している点だ!!

・・・え~・・・これ・・・すっごく違和感あるよ?

そうか?

このゲームの売りだぞ?

ほら・・・近寄ってみると、凄い違和感。

・・・あ~・・・確かに。

高いビルや目立つビルは、ポリゴンとして立体的に浮き上がってるが、低めのビルは全部平面だ。

それを斜めの視点から見ると、空間的に凄く違和感を感じるな・・・

・・・でしょ?

でもドックファイトの時、機銃でもしっかり倒せる仕様になってたり、兵器の選択の時、武器がパックで選択できたり!

細かいところの配慮がしっかり出来てて、嬉しいな!

・・・別に、そこはセールスポイントじゃないみたいだぞ?

・・・え?


セールスポイントじゃない所の方が凄い!



UBIソフトのトムクランシリーズ初のフライトシューティングゲームH.A.W.X」。PS3360で発売されている。

エースコンバットシリーズに似た作りになっており、デフォルメされた戦闘で誰でも簡単に奥深いシューティングが楽しめる。


トムクランシリーズ全てにいえることだが、ストーリーは無いに等しく、薄っぺらく淡白

ストーリーは戦闘を盛り上げるために、ある程度必要だと思うが、シナリオで今作では戦闘の目的しか話さない。

同じくフライトシューティングの大先輩であるエースコンバットシリーズが、涙を誘う完成度の高いシナリオを持っているため、どうしてもその部分で見劣りしてしまう。


グラフィックに関しては、マップに超高精細の衛星写真を使うなど意欲的に取り組んでいるものの、地上マップに関してはかなり違和感がある。

戦車や戦艦など、マップに配置されているオブジェは小さいながら非常によく出来てはいるものの、地上マップは基本平面。大きなビルや特徴的な建物はポリゴンになっているが、小さい建物は平面のままである。

そのマップを低空飛行すると、遠近法で歪む小さな平面の建物に対して、ポリゴンになっている大きな建物は歪まない。影の出来なたなどにも違和感を感じ、かなり全世代的な印象を受けてしまう。

飛行機のモデリングに関しては普通。エースコンバットには若干及ばない。

しかしながら、後述する登場機体数を考慮すると、十分満足のいくモデリングになっている。


音楽の出来は残念なものになっている。

フライトシューティングゲームは、雰囲気が重要なので、音楽が生命線ともいえるが、その音楽は今作では迫力に欠け、高揚力がまるでない。

効果音もショボく、おそらく実際の爆発音はこの程度のものなのだろうが、そこはリアリティではなくユーザーが思い描くイメージを追求し、「ドカ~~ン!」という激しい効果音が欲しかった。


今作はアシストのONとOFFの2パターンの操作法を、戦闘中リアルタイムで選択でき、それぞれ全く異なった操作方法でプレイをする。

アシストONは、コンピューターがシステムを制御した状態。通常のフライトシューティングゲームの視点で、その中で更に三人称視点、一人称視点、コックピット視点と3つの視点からプレイできる。

失速しにくかったり、操作しやすかったりと、さまざまな点でユーザーの使いやすさを前面に押し出したシステムで、操作ができる。

アシストOFFにすると、視点は自機からやや遠くに固定され、映画のような視点になる。

失速しやすかったり、操作しにくかったりと、安全面を捨てて自分のテクニックのみでの操作になる。

アシストOFFの際の操作は、非常に独特で今作の最大の特徴。他のゲームにはない動きが楽しめる。操作には慣れが必要で、慣れるまで非常に時間がかかるが、空間把握がしやすくなったり、ミサイルの起動が見えて避けやすくなったりと、戦術的メリットも多い。

なによりもアシストをOFFにすると、機体のスペックの違いをかなり体感できる。

ただ、カメラが非常に離れたところにあるためスピード感と迫力に欠けるのも事実。


良いか悪いかは別としてオリジナリティに溢れた意欲作である「H.A.W.X」。

今回の最大の特徴であるアシスト機能のON・OFFに加え、衛星写真を使った地上マップ。そして、登場する機体の数はありえないほど多い。兵器の数も把握できないほどの数が用意されている。

だが、さまざまな要素が詰め込んであり、オリジナリティーに溢れるのはいいが、このゲームの立ち居地に違和感を感じる。

衛星写真を使い、リアリズムを追求したゲームなのかと思いきや、1つの戦闘機に搭載されているミサイルの数は100発以上。美しい機体のモデリングに対して、敵の飛行機の動きには若干違和感を感じる。

また、おそらく作り手はアシスト機能のON・OFFの使い分けを期待していたと思うが、操作方法があまりにも違い、それぞれのメリット、またデメリットが同じベクトル上に存在しないため、「アシストONのままプレイしても十分楽しめ、またアシストOFFにすると違った面白さのゲームが味わえる」というように分離したゲームになってしまっている。

少々コンセプトが収束せず、アイデアのみが発散しがちなゲームだが、核の部分だけはしっかりしており安定した面白さはあり、フライトシューティングゲームとしての完成度は高い。オリジナル要素の機能が、荒削りすぎて、どれも完成されていない印象を受けた。

もっと磨き上げれば、非常に面白くなりそうな要素なだけに、少々残念。


最大8人対戦まで可能なオンラインモードの完成度はかなり高い

他のフライトシューティングゲームでは、最初にロックオンするときの射程の長さだけで勝敗が決まり勝ちだったのに対し、今作は見事その問題を解決。

素晴らしい駆け引きが出来る。


満足できる作品。

オリジナル要素は精錬不足で、若干の不満は残り、エースコンバットと比べてしまうと、オンライン以外の全ての要素が一回り下の出来だが、一般的なフライトシューティングゲームのレベルは優に超えており、完成度の高い作品となっている。

フライトシューティングのファンはもちろん。ゲーマー人は買っても損はしない作品になっている。

だが、このゲームがフライトシューティングの初プレイの人には、あまりオススメできない。



評価                          .


ストーリー:≪3≫

グラフィック:≪7

音楽:≪5

操作性:≪8≫

オリジナリティ:≪7≫

満足度:≪7

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

総合:≪7≫