【レビュー】ラグドールカンフー | 旧・鋼鉄親子でゲーム漬け!

【レビュー】ラグドールカンフー

▼計算された雑な動き▼



PSNで配信されている、PS3専用タイトル「ラグドールカンフー」買ったぜぇ!

・・・いっつも思ってるんだけど、PSN配信タイトルって、知名度低いの多いよね・・・

この4月16日から、ダウンロード開始した「ラグドールカンフー」だって、むちゃくちゃマイナータイトルだし・・・

・・・だよなぁ・・・

そもそも、ネット配信のみのタイトルって、なかなか取り上げてもらえないんだよなぁ・・・どんな大手のメディアも中途半端にしか取り上げないし・・・

それでも、この「ラグドールカンフー」は、面白そうだね!

・・・なんたって、あの「リトルビックプラネット」を作ったプロデューサーのゲームだ!

期待しないわけには、いかないだろ!!

じゃあ、早速プレイしてみようよ!

・・・・・・HDDにデータが入ってるはずなのに、結構読み込みの時間は長いんだな。

BDのロード時間に近いな。

あ。始まった!

鋼鉄親子でゲーム漬け!
・・・音楽が・・・また、中華風味のアメリカンミュージックだね・・・

・・・この偏見だらけのキャラクターに、間違ったカンフーの世界観・・・

昔の洋ゲーにはよくあったが・・・今、こんなゲームに出会えるのは奇跡だな・・・

・・・確かに、日本と中国と韓国・・・ぜんぜん区別なしに、勝手にミックスしてるね。
まぁ、計算どおりに作ったのか・・・偶然なのかは分からないが、それが高じて独特な世界観を作り上げているのは凄いな!
じゃあ、早速対戦しようぜ!
・・・あ!色んな対戦モードがあるんだね!

まずは、普通の対戦だろ!

・・・って・・・うぁ!!

動きが雑!

キャラクターが、全部ゴム人形だからな。

関節がプラプラ・・・クビがカタカタ・・・

操作性も、すごく独特だね。

普通の格闘ゲームとは全然違う操作方法だから、慣れるのに時間がかかりそう・・・

そうだな。

SIXAXISのモーションセンサーを必ず使うところが、特徴的だな。

それを使うと、大ダメージが与えられるようだ。

あとは、L1でつかんだり・・・気持ち、「リトルビックプラネット」の操作に似ているな。

でも、ルール自体は、普通の格闘ゲームだね。

画面は「大乱闘スマッシュブラザーズ」に似てるけど・・・

   ・

   ・

   ・

うわぁ!!

だんだん慣れてきて、操作を覚えだすと、急に面白くなってきた!

だな。

最初は、どうかな~・・・と思ってたが、これは面白い!

・・・キャラクターの動きは雑なのに、上手に操ると、動きに無駄がなくて相手を一気に倒す爽快感を得られるね!
まさに、俺みたいなゲームだな!

・・・いや・・・親父は、ただ”雑”なだけだから・・・

この、コンボを決めた時の爽快感!たまらないな!

・・・このゲームが800円だなんて、考えられないよ!
僕なら1500円は出せるよ!
俺なら2000円は軽く出せる!
・・・じゃあ僕は、3000円。
俺は、パッケージにしても買うぜ!
僕は・・・僕は・・・
・・・「デカルポルタ2」と抱き合わせ販売で6000円までなら!
いや・・・それは、ないだろ・・・。


これで、800円は申し訳ない。もう少し払わせてください。


プレイステーションネットワークで800円で配信されているPS3専用タイトル。

「リトルビックプラネット」のプロデューサーが企画したゲーム。スウェーデンとアメリカのスタジオの合作。

オフライン限定で4人同時プレイまで可能。2.5Dの画面上でゴム人形を自由自在に操り、相手の体力ゲージを0にするのが目的。


ストーリーは、こじつけ程度。対戦アクションゲームに、特にストーリーの必要性を感じないので、この点はあまり深く掘り下げなくてもいいと思う。

グラフィックはド派手ながらも、統一された色彩で、案外落ち着いた雰囲気を出している。

カンフーの世界観ともマッチしていて、非常に良い。

グラフィックは、PSNタイトルの中では非常にハイレベル。日本産のソフトと比べると上質で、洋ゲーのなかでは普通といったところ。

キャラクターはアメリカンだが、キャラクターは”ゴム人形”なので、さほど嫌悪感は抱かない。

むしろ、見方によっては”キモカワイイ”の部類に入るかも・・・いや。むしろ、そこを狙ったキャラクターデザインなのかもしれない。


音楽は非常に良い。

間違ったカンフーの世界観を、いっそう強く。そして深くしている。

殴った際の効果音は、プラスチック同士が当たるような軽い音。なのにもかかわらず、コンボを決めたときの爽快感が素晴らしい。

音楽に関しては、かなりハイクオリティに仕上がっている。


操作性は、かなり個性の強いものとなっている。

□ボタンでパンチ、△ボタンでキック。○ボタンでガード、×ボタンでジャンプ。これらを組み合わせてコンボを決めるところまでは普通の格闘ゲームにありがな操作性だが、さらに高度なテクニックで攻撃をする際の方法が違う。

□ボタンや△ボタンで攻撃する際、攻撃の方向にRスティックを傾けることで攻撃が出来る。なので、360°にパンチやキックを正確に当てることが出来る。

さらに、そのパンチの際。パンチしたい方向にコントローラー本体をスライドさせることによって、大ダメージを与える移動攻撃を与えることが出来る。

また、コントローラーを振ると、カメハメ波のような、チャージ攻撃が出来たり、ガード中に縦方向に揺らすと地面を割って周囲に地震を起こすことが出来る。

さらに、コントローラーをひっくり返すと、体力回復が出来るなど、SIXAXISの6軸センサーの性能に依存した操作性のゲームになっている。

直感的とはいえないため、かなり慣れが必要。

慣れるまでが勝負だが、慣れてしまうと、かなり正確な操作が出来、思ったとおりに攻撃が出来るようになると非常に面白くなる。

SIXAXISでの操作は、OFFには出来ないのが難点。

必ずSIXAXISを使わなくてはならないため、プレイしたことのない他人が見ると、操作している人がバカっぽく見えるかもしれないが、やってみると結構面白かったりする。


独特な操作性に加え、世界観も独特。

オリジナリティー溢れる”間違ったカンフーの解釈”から生まれる偏見だらけの世界観は、どこか懐かしさを感じる。

中国も、日本も韓国も・・・顔が黄色ければ全部同じ!というような、かなりアバウトな世界観の香りがする近作。

グローバル社会なのにもかかわらず、ありえない誤解が平然とまかり通っている。

しかし、それも世界観のうちのひとつ。全てひっくるめて楽しめる。

雑な動き、ゴム人形なのに有機的で生き生きとしたキャラクターは、どこか「リトルビックプラネット」に通じるものがやはりあり、操作しているだけで楽しい。しかし、雑な動きは計算されつくしており、うまく操作すると味わったことのないような爽快感が生まれる。

戦闘ルールもオリジナリティー溢れ、4種類の中から選べる。

通常のデスマッチモードから、カゴに魚を入れるゲームまで。

オススメは、”ドッヂボール”で、ドッヂボールとは名だけで、ただ異様に攻撃力の高いボールを相手に投げつけるだけのシンプルルール。ボールを投げあい、ボールを奪い合うために戦闘をする、はちゃめちゃな戦闘が楽しめる。


非常に満足度の高い作品。

これだけ遊べて、正直800円は安すぎる。

家族や友達と遊ぶのにぴったりな作品。

キャラクターは数種類いるが、キャラクターごとに攻撃力や技に特徴があるわけではない。あくまでもキャラクターはユーザー識別のために使われるだけだが、どうせならそれぞれのキャラクターに特徴を持たせると面白かったと思う。

ステージ数は少なめ。勝敗を大きく分けるアイテムの種類も少なめ。そこをボリュームアップすれば、パッケージでも全然問題のない作品。

遊んでみて思ったのは「あと500円だけでも追加で払わせて欲しい」と思う。正直申し訳ない。

ただ、オンライン対戦があれば、もっと楽しめる作品になっただろうと思う。オフラインのみというのは、きわめて残念。

老若男女。コア・ライトユーザー問わず、みんながプレイできるタイトルだが、対戦プレイをする際、ユーザー間のレベルの違いは考慮されておらず、実力がそのままゲームに反映されるため、接待ゲーム向けではない。

コアゲーマー同士。もしくわライトゲーマー同士が集まったとき、非常に熱くなれる一品。1人プレイではAIと戦うことになるが、それも結構面白い。

800円という超低価格。少しでも迷ったら、夕飯を抜いて、余ったお金でスグ買うべき。


評価                          .


ストーリー:≪3≫

グラフィック:≪7≫

音楽:≪7≫

操作性:≪4≫

オリジナリティ:≪7≫

満足度:≪5≫

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

総合:≪6≫