今回は渡米してから夫がサポートしてくれたこについて書こうと思います。
我が家は元々仲が良い夫婦だと思いますが、駐在生活を経て更に絆が深まったと思います
このブログは男性も読んでいるみたいなので、
渡米直後の奥さんにぜひ同じようにサポートしてあげてほしいです。
①夫経由で日本人ママを紹介してもらった
最初は車に乗れなかったのでスーパーや公園など、本当にどこにも行けませんでした。
ということは、日本人に出会える機会もないのです。
買い物も行けず、友達も1人もいない土地で子供と2人きりの日々は本当に辛かったです。
そこで、夫は早めに会社の奥様を紹介してもらう機会を作ってくれました。
そこから仲良くなれて、近所のスーパーやオススメの公園など色々と教えてもらいました。
同じ会社の人がいなくても日本人が集まるイベントに連れて行ってあげるなど、
最初の駐在生活をフォローしてくれる人を見つけておいてもらうと良いと思います。
ビジネス用語だとアテンドしてくれる人ですよね。
車でスーパーに連れて行ってくれて
「ここでは〇〇が手に入るよ。」
と案内してももらうだけでも良いと思います。
例えばスーパーに行っても、
最初は牛乳やヨーグルトひとつ買うだけでもめちゃくちゃ悩みます。
本当に何十種類もあって、どれが一番「普通」なのか分からないんです。
とにかく一番普通なものでいいのに!
特に子供用のお菓子なんて何が良いのかさっぱり。
なんか刺激的なパッケージで体に悪そうなんですけど
子供のお世話をしながらだと、ゆっくり選ぶ時間もありません。
そんな時、一緒にスーパーを案内してもらうだけでもありがたかったです。
子供がいる場合はできれば子供の年齢が近いと、
学校や病院などの情報をもらえてより良いと思います。
②とにかく否定をしないで具体的な解決策を出してくれた。
わたしの心配事はたくさんあったけど、
一度も私の気持ちを否定せずに具体的な解決策を出してくれました。
・日本人の友達がいない
→紹介してくれる。
・車がない
→早く届くようにディーラーに交渉。車が届くまでレンタカーしようか?など提案。
・時差ボケで寝れない
→交代制にして寝かせてくれた。
・ひとりの時間がほしい
→まず保育園の見学に一緒に行ってくれた。
仕事の合間に空き情報や申し込み方法の電話をしてくれた。
「すぐに慣れるよ!大丈夫だよ!」という言葉より、
いつも解決策を出してくれて心強かったです。
もし夫が真剣に話を聞いてくれなくて
「自分でなんとかしろよ〜。俺は働いてるんだからさ。」とか言われたら、
その場でブチギレて日本に帰ってたと思う。笑
「仕事より子育ての方が大変だよね。わかってるから。」
と言ってくれる夫の優しさに本当に救われました。
③早く仕事から帰ってくる
最初は家から一歩でたら、
知り合いが全くいない状態でスタートします。
しかも、日本語が通じなくてコミュニケーションもとれないから不安でいっぱいでした。
そんな状態なので、やっぱり心細くて夫にはなるべく早く帰ってきてほしかったです。
夫も仕事が大変な中なんとか18時くらいには帰ってきてくれました。(最初の2週間くらいだけど)
夫が帰ってくるとホッとして嬉しくて「やっと帰ってきた~~!」となりました。
④子供の預け先を決める
自分の居場所がなく不安定な中で、
話が通じない子供とずーっと一緒にいるのはかなり大変でした。
色々と買いたいものはあるのに、
ゆっくり買い物もできないし、
疲れていても子供の面倒でソファにも座ってられないし。
特にムスメはかなり活発なタイプだったので。
子供をどこで遊ばせるのかを考えなきゃいけないけど、そんなに遊ばせるとことないし。
そもそも車乗れないから行けないし(泣)
まだ1歳未満の赤ちゃんならいいと思うのですが、
1歳以降だと体力もあるのでなかなか大変だと思います。
そんな中で預け先の保育園について一緒に見学して申し込みをしてくれました。
そこから生活が一気に楽になりました。
今振り返れば、生活が軌道にのるまではベビーシッターとかもアリだったかな?と思います。
以上、この4つのサポートで大分助かりました。
一度もイヤな顔をせずに、
どんな時も励ましてくれた夫には感謝しかありません。
夫も慣れない環境で英語もペラペラでもなくて(留学経験なし)
仕事も本当に大変だったのに、
わたしが毎日のように落ち込んでいてとても大変だったと思います。
忙しい夫に心配をかけてしまい、わたしも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。。
夜になるとこんな会話してました。
わたし「こんな奥さんでごめんね。」
夫 「俺がちゃんと準備してあげれてなかったからだよね。ごめんね。」
とお互い謝り暗い空気に。。
でもそのときは
「どっちも悪くないよ。
だって3人でアメリカに行くって私たちが決めたんだから。
家族が一緒にいることが大切。3人で頑張ろう。」
と励まし合いました。
マジで握手してました(笑)
そして「夜はネガティブになるので、とにかく早く寝よう」と言って22時前には寝てました。
そういえば渡米して2週間くらい経った時に夫に対して
『今が孤独で辛すぎる。
<仕事より家族のほうが大事。いざとなったらみんなで日本に帰ろう。>
と嘘でもいいから言ってほしい…もう少し頑張るから…』
と泣いてお願いしたこともありました。
(もう本当に病みすぎて恥ずかしい。笑)
夫は海外で仕事するのが夢だったから、
わたしの海外不適合(w)を理由に日本に帰国させることなんて絶対できない。
と頭では分かっていたけど、
嘘でもいいから、逃げ道を心の拠り所を作ってほしかったのです。
日本に帰っても訳あって実家に帰ることもできないし、頼れる人も親族もいない。
日本に帰ったら頼れる家族がいる人が羨ましくもあったけど、それはどうにもできないこと。
夫と離れて日本でワンオペで暮らすのは辛いし、でもアメリカにいても孤独で辛いし…
もうどうしたらいいか分からなくて。
夫はそんな超絶面倒なわたしに、
「仕事より家族の方が大事だよ。」
と目を見て言ってくれました。
その言葉に救われて、夫を信じて毎日を乗り越えることが出来ました。
(本気で一緒に帰国なんてできないって分かっているけど、その気持ちだけで救われました。)
まぁそんなこんなで、
だんだんと生活できるようになっていったのでした。
夫が会社に行くときに、
「わたしは毎日のんびり過ごしているから、安心して思う存分仕事してきてね!!」
と笑顔で言えるようになって、
ようやく生活が落ち着いてきたと思いました。
この言葉を聞いてやっと夫も安心して仕事行けるようになったかな?(笑)
本当、面倒な妻でごめんね…!
振り返ればアメリカにきて言葉が通じなくても1人で乗り越える度胸がついたし、
運転も出来るようになったし新しい世界を知ることが出来ました。
ひとりで運転して行きたい場所に行って慣れない英語で話して、
伝わらなければジェスチャーやメモ帳に書く。
なんだか前よりも自分の力で生きている気がします。
渡米して1ヶ月くらいたった頃、
娘を車で保育園に送ってトンネルを越える坂道を走っていると、
空に大きな虹がかかっていました。
建物がひとつもなくて目の前には綺麗な虹と空だけで。
アメリカで車を運転しながら、
こんなに広い空と大きな虹を見ている自分がいて。
なんだか目の前の景色に応援されているようで感動してしまって、
「この光景は一生忘れない」と思いました。
夫と結婚しなければ、「海外に住む」という経験なんてすることはなかったと思います。
最初はアメリカに来たことを後悔したこともあったけど、夫に今一番伝えたいことは、ただひとつ。
わたしをアメリカに連れてきてくれてありがとう。
まだまだ大変なこともあると思うけど、家族3人で乗り越えたいと思います
渡米ブルーの乗り換え方はコチラ