日本、大丈夫ですか?という独り言。2024 | Honolulu Music Society byなかじー

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出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!


日本、大変ですよね。


ウチは母が後期高齢者で年金生活ってヤツをしていますから話を聞いていると家計が大変そうだなと洩れ伝わります。


今年に入ってから僕は母に対し$立ててお金を送金することにしていて、その額が仮に$100であればそれは日本では15,000円として使ってもらえる勘定となります。


妹は今のところ亭主(義弟)がアメリカのホテルチェーンから$立てで給料が支払われている身ですから実際には日本に来たばかりの頃に比べると賃金としては30%、円安の影響で実質的には50%以上年収が増えたことになります。


どうですか?こういう話を聞いてもやはり不公平感って持たないものでしょうか?


日本の政府って日本国民を豊かにする目的で立法をし、行政を司って国というものを運営すべきなんでしょう家と残念なことに僕が日本国籍を離脱するはるか前から予想していた状況にどんどん突き進んでいる気がします。


国民から少しずつ少しずつお金を巻き上げて富めるものはより富んで貧しきはさらに貧しくさせる。


どんどん一般国民が貧しく不自由になっているのにそれを『これでいい』と変な達観をして、ホントは自分にとって都合の良くない状況を自ら進んで納得する方向にアタマを使うことが『賢い』と国民の多くは悦にいる。


その『賢い』とは日本という国で教育を受けて来た中で育まれてきた『政府にとって都合のいい賢い』なんですが。


その昔フィリピンやタイ、ベトナムやマレーシアからは多くの東南アジア民が日本に出稼ぎに来ていましたよね。ところが今の日本には彼らは来ません。単純に稼げないからです。


日本には海外資産がたくさんあるから豊かなんだっていう意見もありますが、その資産って大半が現金化出来ない焦げ付いた資産ですよね。それって一番厄介なヤツです(笑)


$/円レートは早くも152円にもなろうかという勢いが止まりません。


コレ155円どころか160円にもなるだろうと僕には見えます。


だって日銀総裁が『マイナス金利やめます』って公式に発言したのにさらに円安が加速したわけでしょ?じゃあいくら利上げしたの?って0.1%から0.2%に上げただけですよ。日本国内の銀行にとっては0.1%の利上げでも約5,000億近くの増益ですが、海外の投資家からすれば相変わらずうま味は無い。


彼らは日本が好きだから円を持っているわけじゃないので持っている資産を増やせるから外貨である円を持っている。日本という国に将来性が有ればロングホールドするし、無いなら他の通貨立ての資産をもつ。当たり前の話ですよね。いま日本円を持つ意味が無いから売られて円安が加速している。


今の状況をして財務官が『投機的だ』とかほざいているようですが、アメリカ人である僕からすれば日銀や財務省が保有している外貨準備高やアメリカ国債を切り崩して売却して円を買う方がよほど投機的だと見えてしまう。


だってそもそも日本の輸出産業(全体の15%程度)が増収増益にて株価が上がっていると見えてもそれは日本にとっては日本の産業構造に革新的な進歩が起きて日本の産業そのものに新たな価値が創造されたから、ではありません。


企業が潤えばそこで働く人々にも関連企業で働く人々にも必ずお金が行き渡るっていうことをアベノミクスでは散々提唱されて来ましたけど、いまだに同じ思想で円安を堅持することにはちょっと疑問を持っていい頃合いに見えます。


基本的に日本は中抜きを容認する社会ですからトリクルダウンなんて絶対に起こり得ません。


まぁアメリカはアメリカで大変なのは事実ですが、今のアメリカの大変さっていうのは次の大統領選挙の結果で好転すると思っています。


日本は国のリーダーが誰になっても好転することはありませんからね。アメリカでは大統領が変われば上院に従事する官僚は全て入れ替わりますが日本では総理総裁が変わろうが政権与党が変わろうが、内閣府で働く何万人もの官僚と組織は一切変わりません。


そして官僚は選挙で選ばれるわけではないですしそれは行政府がそういう組織であるし、もっと言えば司法だってそうですよね。


日本には三権分立のうちの2つは国民からの信託を受けない人達によって牛耳られている。つまり全く民主主義なんてないも同然な国なわけです。


少なくとも僕らは国のリーダーを選ぶ事で官僚組織を変える力がありますからね。


日本、、大丈夫かなって思いつついつ日本でウチの墓仕舞いをするか悩むこの頃です。


日本にお墓がある以上母は絶対コッチに来てくれないなってわかっているので。この辺のハナシはまた別の機会に。


Mahalo!