Day 255 カリフォルニアと430に試乗
おはようモデナ。モデナを購入したディーラーさんで、430、カリフォルニア、カリフォルニアTとフェラーリV8モデルを新旧いろいろ試乗させていただきました。結局いま所有しているモデナが一番しっくりくるという。。あまり面白くない結論になったのですが。。あくまで私的な感想レベルですが、それぞれのモデルの印象を書いてみます。カリフォルニアはエンジンがフェラーリにしてはもっさり。。中間加速がなんとなく微妙。。で、尚且つ「流す」感じにイージーに乗りたいときにも、ずっとエンジンがボーボー言ってるのがイマイチでした。フェラーリのエンジンはボーボーではなく、カーンとかクォーンとかいう音を奏でるべきです。車の動き自体は素直でわかりやすいので、エンジンが特に残念。カリフォルニアTは品質の良い現代のスポーツカー。車としての出来がカリフォルニアより2レベルくらい上がった印象。いつでもどこでも乗っていけます。操舵も自由自在。車の出来栄えとしては大絶賛したいです。ただ、もしこれに跳ね馬マークが付いてなくて、「これアウディだよ」と言われても信じてしまいそうな感じ。。フェラーリさしさという意味では多少クエスチョンマークがつきました。430は文句無しに面白かった。これは私的に最後のクラシックフェラーリと認定したい車です。モデナのネガティヴ要素をしっかり消し込んで、機械としての性能と信頼性をしっかり向上させてるところが本当に好印象。特にミッション系とブレーキ回りの改善が顕著で素晴らしかった。これなら、出先のトラブルなど考えずに出発できます。フェラーリらしい「危なっかしさ」も残っていて、常に緊張しながら、車と対話しながら乗る感覚は「オレ、フェラーリを操ってる!」な瞬間で、所有する喜びに満ち溢れる瞬間だろうなと。ただ、進化と引き換えに失ったものもあるように感じたのも事実。モデナの持つ「緩さ」みたいな、完全じゃないけど愛敬がある、みたいな。いままでの車の好みから言えば、そういう「面倒見がいのある」モデルが好きだったように思います。それにモデナより800万ぐらい高いブライスタグ。。そういう意味で、モデナを買うというのは、良い買い物だったんだなぁ、と改めて自分の選択を褒めてやりたいと思います。