
先日シュテファン・バルケンホール展に行って来た。
オペラシティギャラリーはやっぱり素敵。
全然知らなかったんだけど、告知のポスターを見て一目惚れ。
ドイツの作家らしく、ナムジュンパイクなんかが教授をしているハンブルク造形芸術大学で、ミニマムアートの世界に浸るらしい。が、結果その対極にある具象の世界に開眼したのだという。
「ばらばらにされて、それぞれ個別に分析されていた色、素材、形体、内容がもっている表現方法と機能を、一つの表現として経験することが重要だ」
と。
ともかく、木彫の具象でこれだけ魅力的な物を作る人を久しぶりに見た。
ざっくりとした素朴な木肌を活かした、木彫…。というか、木彫のドローイングのような、油絵のような?彫刻だと思った。
輪郭が曖昧な感じが、よけいに生命力を吹き込んでいて、みずみずしい感じ。
学生時代に彫刻家の戸谷茂雄さんの授業で、「物の表面」の境界線は何処にあるのか?みたいな哲学的な事があったんだけど、それを思い出した。ぼそぼそした表面は、空気とうまく馴染んでいる様に見える。
ともかく面白かった。みなニコニコしているギャラリーも珍しい。なんというか、微笑ましい。
しかし、当然ながら素晴らしくデッサン力と表現力があり、大小さまざまな作品が展開されている。
セッティングした人も楽しかっただろうな。
とんでもなく大きな木の切り株から、ひょっと出てくる小さな人の彫刻。
すっごいなあ。すごい。
素敵。笑える。
http://www.operacity.jp/ag/exh66.html#