結局まだ行ってないけど、杉本博司展。
杉本博司を初めて見たのは、木場の東京現代美術館のオープニングイベントだったように思う。
もう、10年近く経つが、船越桂さんや、宮島達夫さんに混じって、現代美術のホープという扱いだった気がする。
少し階段を上った先に、なんだか、エッチングのような、墨絵の様な、どちらかと言うとすぐには写真と気がつかない作品があった。
連続して、等間隔で深閑と並ぶ作品は、全て同じ様で、よく見ると水平線らしい。
静かな海が、本当にそこにあって、潮騒が聞こえてきそうな、わさわさとした感じがあった。
静かなくせに強烈な印象。風や匂いもしそうだ。
たしか、高価なプラチナプリントで、ピンホールカメラとかそういうのだった様に思う。

次の出会いは、雑誌の和楽の特集。
ズントーが作った、オーストリアのブレゲンツ美術館での個展。
ミニマムな空間にぴったり、しつらえたような作品。
展示方法がよくて、白木(見た目桐材に見える感じ)で組んだシンプルでミニマムな能舞台に作品が浮かぶ。
実際にそこで日本のお能の方々が演じた。
たまたま当時関係者だった友人に聞いたところによると、実は、これには裏話があって、ちょうどその渡航の間近にNYの9.11テロが発生。
家族の方々は、行くのに猛反対だったけど、結局演じる本人たちがどうしても行くと言って実現したらしい。
ブレゲンツのキュレーターの誠意と熱意が通じたのだろう。

で、森ビル。
今回は、どうしようかなと思ってたけど、先日a+uを買ったら、杉本博司氏のギャラリーの様な事務所や、杉本博司展の様子が紹介されてた。
そしたら、なんと、あの能舞台があるらしい。
ああ、それは是非見たい。見すぎたい。
能やらないかなあ。どうなんだろう。
幸い来年1月まで会期があるから、今月行ってこよう。
イサムノグチ展もみないとなあ。