
今日は、午前中、友人に車を出してもらい、渋谷の事務所まで資料をとりに行った。
久しぶりの運転。意外と早く到着。
重い荷物をえっちら運び、なんとか終了。
持つべきは、友だ。
午後、初台のオペラシティへ。
谷口吉生展へ。
MoMAの巡回建築展。
主に、MoMAの国際指名設計競技の過程と、図面、模型関係、あとは、竣工後の映像などがあった。
指名コンペはどういった物を提出するのか興味あったけれど、実物を見ると意外と手作業的なものも。
指名だけに、ファーストアイデアの段階はかなりラフなイメージ、どちらかと言うと、考え方の提出のようだ。
近頃は、基本はCADで、なんだったら動画なども当たり前のプレゼであるが、MoMAのコンペは、97年。
当時のCADの建築業界での仕様がどの程度か知らないが、谷口らしく、控えめな表現であった。
珍しいのは、クライアントに提出するフォーマットの素材サンプルや、各種の施工図などがそのまま展示されていた。
施工図は、分厚い、実際の物がそのままあり、自由にめくって見れるので、参考になる。
まあ、そんなことはいいとして、谷口氏、非常にダンディで、日本人離れと言えるほど背も高く、理知的で、いかにも作風とぴったりの風貌である。
あらためてじっくりとMoMAを見ると、やはり、今迄培って来た物の集大成、ディテールや、デザインの手法は既に実証済みであり、あたかもMoMAを作る為に今迄があったかの様なまとまり方をしていた。
土門拳記念館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、豊田市美術館、などの内外装のキーワードが満載。
緻密で、いかにも洗練を極めた、モダンで、張りつめた弦の様な、ある意味パーフェクトな空間。
そこに、優しい光と色、スケール感のある、伸びやかな空間がある。
職人芸だなとうなる建築。
MoMAだけではなく、今迄の代表作の模型と映像もあり、谷口氏を知るには最高の機会であった。
個人的には、故郷の京都に建設予定の、京都国立博物館百年記念館と、広島市環境局中工場中央通路ギャラリーが気になった。
中央通路ギャラリーは、すばらしいアイデアと完成度だと思う。
因に図録もなんだか完成度高い(?)というか、良い資料であった。
記念講演の第4回、テレンス・ライリー(MoMA建築・デザイン部門チーフ・キュレーター)と谷口氏との対談を見に行く事になっているので、今から楽しみだ。
生ダンディ谷口、いい匂い、しそう。
http://www.moma.org/
http://www.operacity.jp/ag/