この桜を見せたかった
あの患者さんは
ギリギリまで意識を保ちながら
朝日と共に生命燃え尽きました
時折心電図の基線が延びて脈拍が落ちる時も
ワタシの声掛けで振り向き難儀な顔をして
大丈夫よと肩をさするとウンウンと頷いてまた眼を閉じる
その繰り返しでした
人生の最期は何度経験しても全てが違い全てが何かを遺していきます
つい先日には高校生の娘さんを残し
ビートルズが流れる病室で最期の深い一息を吐いて還らぬ人になった人もいました
そしてわたしたちはその生命の意味を繋いでゆく
大切に、たいせつに。
毎日纏う白衣に秘めた想いでもあります
