一月三日、あっという間にお休み三日目です。
昨日は外出したので今日は一日家でのんびりしています。
これといって予定がない時はなんとなくスマホを眺めてドラマを見て、また居眠りしての繰り返し。
妻の写真を横に置いて
何度も妻に話しかけます。
お正月に決まって妻に話していた事があって、
今年もそれを思い出しました。
一年で一番好きじゃない夜の事。
妻のいる頃の日曜日の夜はせっかくのお休みが終わってしまうのでいつも嫌でした。
それ以外に毎年決まって話している事は
一月一日の夜の事。
「一月一日の夜は何だか少し寂しくなるからあまり好きじゃないんだよね」
毎年必ず妻に話してました。
大晦日の夜は世の中みんなが夜更かしして
お祭り騒ぎのような賑わいがあるけど
一月一日の夜は前日の夜とは打って変わって
いつもの静かな夜を取り戻す。
それが少し寂しくて僕も妻も毎年早めにベッドに入っていました。
毎晩する妻の足のマッサージを終えてから
少し恥ずかしいですが妻の手を握って眠る。
小さくて細い妻の手。
今も感触を覚えています。
寝てる間に離れてしまうけど
触れていると何だか安心して眠れました。
僕の手はいつもガサガサだから
もしかしたら嫌だったかもしれない。
でも握っていたかった。
不思議と妻も嫌そうではありませんでした。
これは妻が病気になる前からずっと変わらなくて
さっき久しぶりに思い出しました。
もう握る事はできないけど
思い出せて良かった。