日曜日の夜、日付が変わったからもう月曜日か。


明日も市場だから早く寝ないといけないけど


日曜日の夜はいつも特別な気持ちになります。


カーテンを閉めようとして遠くの西側に見えるタワーマンションの光。


ここからは見えないけどその先には東京の街の光があるんだろう、そんな光が見える度に妻が入院していた時の事をよく思い出します。


まだ前の病院にいる頃、その頃はまだコロナも無くて妻が入院する度に僕は可能な限り病院に入り浸りました。


休日の日は朝から晩まで、仕事の日も朝から仕事のペースを上げて早めに切り上げほぼ毎日面会時間ギリギリまで病院へ。


西新宿の夜の街は平日だと人はとても多いけど


日曜日の夜はガラッと人が少なくなりました。


休みの日の夜、祭りの後の様に。


確か面会時間ギリギリの20時30分まで妻のところにいて夜21時くらいに都庁の真下を歩いていました。


平日ならこの時間も割と人が歩いているけど


日曜日の21時頃は薄暗く光る大きな石の塊の様な都庁やビルの下を歩いている人はほとんどいませんでした。


街灯はついているけどやっぱり薄暗くて少し不気味な雰囲気、そこを駅に向かって一人で歩いて。


毎週日曜日の夜、カーテンを閉める時に見える西側の光を見る度にその時の事を思い出します。


帰る時にはエレベーターの前まで見送ってくれて

「また明日来るから!」

そう言ってエレベーターが閉まるまで手を振ってました。


入院してるけどまだまだ治す気満々で、全然病気に負けてなかった妻の事。


苦しかったけどずっと二人で希望に燃えてたあの時、


絶対負けないと生まれて初めて心の底から思ったあの時、


必ず何とかなるってずっと信じてたあの時、


いつも二人で励まし合ってた。


あの時の妻との絆は忘れない。


ずっと二人でいれたあの時にもう一度戻りたい。



あの時の事を思い出す日曜日の夜はいつもよりもずっと寂しいです。






バラ「ブルゴーニュ」