毎年3月はひと月の間 朝から晩までずっと忙しいです。


今日も朝から幼稚園や学校関係に卒業式を飾るたくさんの花をお届けさせていただきました。


毎日朝からずっと忙しくて、家に帰って誰も居ないと気が抜けるのかポタポタと涙をこぼす事が多いです。


何のためにこんなに一生懸命仕事してるのかなって、

妻には怒られるだろうけど気力が湧かない。


仕事中はがむしゃらと言った方がいいくらいに手を動かして、半ば無理矢理に身体を動かしています。


どこに行っても何をしてても妻と歩いた時の事を思い返したり、妻と話した事、やりたかった事、あるはずもない一緒に歳をとった二人のことを想像したり、


この一年ずっとそんなことばかり考えてきました。


春は特に気持ちも弾んでいた事、妻といる時のぼくは年甲斐も無くなぜかワクワクしていた事。


そんな気持ちだった事もよく思い出せる。


それに比べて今の自分は毎日塞ぎ込んでいて、もちろん気持ちが高ぶる事なんてありません。


これからはしっかり一人で先の事を考えなければいけないのに


でも出来ない。


僕にとって妻と過ごした22年間が楽しすぎて


妻のいないこれから先が想像出来ません。


妻に依存しすぎていると自分でも感じます。


一緒にいた22年間の中では喧嘩もして口も効かない時も沢山あったのに


会えなくなったらどうしようもなく悲しく寂しい。


これから先 何年こんな気持ちで過ごすんだろう。


でも苦しいけど妻への気持ちは薄れてほしくない。


苦しいけどずっと想って生きていきたい。



「パパぁ、泣かないで。パパが泣くと悲しくなる」


闘病中悔しくて泣いた時、妻に言われた事をいつも思い出します。 


二人で沢山泣いた事。


あの時から妻に心配かけてた。

自分の方が苦しいはずなのに。


情け無い自分が嫌になります。


今の自分を見たら妻はこう言うだろう。


「パパー!しっかりしろー!」



でもダメなんだ。