突然だったので、分かんなかった方が多数だと思いますので
現在に至るまでの経緯をかいつまんでお話したいと思います。
事の起こりは昨日の夕方
マユにご飯（生チモシー、大根葉、チンゲンサイ、クローバー）
を与え、ご主人は入浴。
その後、部屋に戻ると何故か残っている野菜。
マユを見ると、なんとなくけだるそう。
ためしにケージの入り口を開放しても、なかなか飛び出してこない。
やっと出てきたと思ったら
のそり、のそりっと歩く程度。
おまけに動きに精彩が全く無い。
前日まではロケットみたいにすっ飛んできていたのに・・・
おかしい。明らかにヘン。
大好物の乳酸菌のスナックや牧草などをちらつかせても
食べる気力すらない様子。
一度出してお腹を触ってみる。
食べていれば胃袋が出っぱってきてて触れるはず。
しかし、ふにゃふにゃなお腹。恐らく食べてない・・・・何故？
とりあえず自力摂取するまで様子を見ることにしたのですが・・・
刻一刻と容態悪化の兆しが見えたので
（うずくまって丸くなる。歯軋りを始める、やや脱水気味に見える等）
即、夜間診療してくれる病院へ！
獣医師の先生とお話したのですが
とりあえず腸の動いている音がしない、もしくはきわめて鈍いのと
レントゲン結果から診断すると
胃の中と腸の中に殆んど何も入っていない。とのことでした。
胃腸が空っぽになるということは、ウサギにとってはかなりヤバイ証。
多くの草食動物は腸がベラボーに長いので常に腸を動かす必要があるようで
ウサギも御多分にもれず、常に何かお腹に入れて腸を動かしています。
でも、絶食によって胃腸の中身が空になると、腸の動きがストップしてしまい
食欲も落ちてくる・・・・腸の中にご飯が詰まってれば、それが異常発酵して腐ってくる
そうすると腸管が破裂したり、絶食状態が続くと今度はウサギ自身の体から
体の各所にためてた脂肪を肝臓に集めてこの危機を乗り越えようと
エネルギー変換を試みるのですが・・・肝機能がその代謝についていけなくて
今度は肝臓がやられて最終的には死・・・というデススパイラルに陥ってしまうらしいでｓ
しかし何でだろう、マユは診察台にあがろうとした時
とてもとても元気なフリをして暴れてましｔ
おーぃ、暴れるなぁ汗
とりあえず強制的に給餌を施し、消化器官にモノを入れて
胃腸の動きを促す処置と
ビタミン剤？の皮下注射処置を施して頂きました。
ここまでで朝の3時。
ケージに返すと牧草をとりあえずつまみ出したので
ここぞとばかりに生チモシーストック分投入。
全部平らげたところで安心して倒れこむ。
この時点で朝の３：４０分
朝５；００に起床。仕事は待ってくれないので
マユの病院行きの準備を始める。
まず、うんちとおしっこの採取の段取りをし
朝ごはんをちゃんと食べているかの確認作業。
元気度、糞の量。尿の色、量などを目見でチェック。
とりあえず何とか行けそうだったので
母上に引継ぎをして仕事へ・・・・
帰りに恵比寿へ寄って、事の顛末をお話してマユご飯を買って帰宅。
まゆ、まだ本調子ではなさそうですが
とりあえず生チモシー１０本くらい＆牧草ボツボツ・・・・
ペレットも少し食べてたみたい。
お腹をチェックしたら多少はモノが入っている様子。
でも水あまり飲んでないかな・・・・
なので、一旦生チモシーにご退去願い、とっておきの一番刈りヤングを大量投入。
これでマユの食欲を刺激する作戦。
段々食べるようになってきたので、ここで医者からもらった薬を投薬。
かなり嫌がってたｗ
チモシーだけだと栄養的にも切ないので、大好物のペレットの出番。
とりあえずご飯だけは食べるように。
帰りにアドバイスを聞いてきたので皿に水を張り、水を飲ます作戦に切り替え。
ちょこっと舐めたので、元気出るかな？
２３；００現在、うんちとおしっこをトイレ内に確認、とりあえず一安心。
ご飯もペレットがりがり食べてたわぁ
今回は早めに動いたので、被害は最小限に抑えられたと思います。
皆さんがよく言われるように「うさぎの病気は時間との勝負」だと思いました。
「様子を見よう」とか悠長に構えていると、どんどん危機的状況に陥ってしまいます
ウサギを亡くして死ぬほど後悔するよりも、多少金を掛けてでも後の笑い話になるくらいの
気持ちでさっさと動いた方が結果的にも安上がりで幸せだとおもいまふ。
それに元気が残ってるうちに、医者に掛かって適切な処置を受ければ
生還率はかなり上がると思います。
体力を消耗しきる前なので、自力採食の可能性も出てきますし
何より病後の回復度がぜんぜん違うように感じます。
これでゆきに報いることは出来ただろうか・・・。
君のおかげでマユは元気ですよ。
ありがとう。