こんばんは、メビウスリンクです。

入梅が近づいて参りました。


リアルでも色々ありまして


何ていうかモコモコしてる日々が続いております。




某HPにあった 「モンク劇場」みたら

こういうコラムっぽいのも良いなぁと思ったのでつたない文章で書いてみたいと思います。










男は身なりの良い服に身を包み、どこぞの貴族を思わせる感じの男だった。

隣にはまだ幼い息子が、男の足元のズボンの裾をぎゅっと握って辺りをうかがっている。

自分の国では見た事も無い大きな人や町並み。

聞き慣れないサンドリアなまりの言葉。


競売で賑わう城下町の雑多に困惑しているようだ。




男が訪れたのはサンドリア王国。



まだ幼い息子を連れ、遠路ウィンダス連邦から観光に来ていたのだった。



しかし、サンドリアについたその晩、息子が原因不明の高熱で倒れてしまった。

医者に見せても、原因不明の高熱は下がるどころかますます酷くなるばかりで

このままだと死を待つのみ。


「なにか手立ては無いのか・・・」


苛立つ父親に医者は言った。


「ジュノにモンブローというエルヴァーンの名医が居ます。

彼ならきっと病の原因を突き止めることができるでしょう。」

「私が紹介状を書いておきますから、ジュノに向かいなさい。」



モンブローへの紹介状を受け取った彼は

急いでチョコボ厩舎に向かうと

息子をマントに包み、一路、ジュノへと走り出した。



その晩は荒れ狂う嵐の夜の出来事だった。





<ここからは戯曲「魔王」を思い浮かべながら読んでください>





こんなに風ふきすさぶ夜遅くチョコボを走らせているのは誰か?



それは子供を抱えた父親だ。



子供を腕の中に抱え込み、しっかりと暖かく抱いて居る。







ロンフォールの森を抜けるか抜けないか

突然何かに怯えるように息子は頭からフードをかぶった。



魔物でも現れたのか?

しかし、チョコボの足に追いつく魔物はそうそう居ないはず。

いぶかしげに思った父親が問う



「息子よ、どうしてそんなに怯えているのだ?」


高熱にうなされつつも、息子は答える。



「ねぇ、お父さんには あの魔王の居るのが見えないの?」

「冠を被って、サブリガを履いている魔王の姿が見えないの?」



周りを見回す父親。しかし、当然のように何も見えない。


ただ、風の吹きすさむ音が聞こえるのみだ。




「息子よ、あれは霧がただよっているだけだよ。」



しかし、息子には確かに見えていた



青白く光るガルカの姿が。



そのガルカは青白く肌が光っていて

頭に冠を被り、上半身は裸。下半身はサブリガとゲートルのようなものを履いていた。

どうみても変質者のような出で立ちである。


そのガルカは優しく子供に語り掛ける。



「可愛い子、おいで。 一緒に行こう。」

「一緒にサブリガを履こうじゃないか。 ワシの家には12星座の白サブリガもあるし

チャイルドサイズからキングサイズまで全てのサブリガが楽しめるぞ?」




息子は恐怖に引きつりながら父親に言った。




「お父さん!お父さん!聞こえないの!?」

「魔王がそっと僕にささやきかけるのが?」


「じっとしておいで、我が息子よ。あれは風のざわめきだよ」




なおもチョコボを走らせラテーヌ高原をぬけ

ジャグナー森林の半ばに差し掛かったときだった。



息子の顔が恐怖に引きつる。

また、魔王が語りかけてきたのだ。




今度はかなり近い所からそっと語りかけてくる。






「可愛い子、一緒について来ないかい?」

「ワシの娘達と一緒に遊ばせてやるぞ。娘達はサブリガを履いて

モンスター相手に暗黒、ヘキサストライクをするのが大好きでねえ。

お前を抱いて、ゆすぶって、踊って歌って、お前の傍らで添い寝してくれるよ。」






息子は橋の袂の木の陰に若い女の姿を見た。

薄暗くて良くわからなかったが、手に棘の生えた鈍器のようなものを握っているのが見えた。

女の顔だけがふっと青白く光り、息子を見るや笑顔で微笑んだ。





うなされながら息子は父親にうったえた。




「お父さん、お父さん!!あそこに見えないの!?」

「橋の隣の木の下にいる魔王の娘が見えないの?」




熱のせいで息子が幻覚を見ているんだろう。

早く急ねば。


父親はそう思い、息子をなだめる様に言った。



「愛しい息子よ。あれは魔王の娘なんかじゃない。 あれはただの柳の老木だよ」





チョコボはジャグナー森林を抜け、バタリア丘陵へと出た。

ここまでくればもうジュノは目と鼻の先だ。


だが、息子の表情は何かの恐怖でこわばり、目は宙を泳いでいる。



「お父さん・・・魔王が・・・・・うあぁ!」



息子にだけは見えていた!




手にサブリガを握り締め、チョコボの全力疾走よりはやく疾走する魔王の姿が!



距離はもうすぐ隣だ!




魔王が満面の笑みを浮かべ、息子に向かってニヤリと笑う。

片手にサブリガを持ち、もう片方の手になにやら得体の知れないモノを握り締めて

息子に手を伸ばして来る!




「ワシはお前が大好きだ、グフフ・・・気に入った。お前の美しい姿にはゾクゾクするよ。」

「お前が来ようとしないなら、力ずくでも連れて行くぞ。」

そう言うと魔王は得体の知れないモノを息子の口に押し当ててきた。





息子は絶叫する!



「お父さんお父さん!魔王が僕を捕まえる!」

「僕の口に何か押し当ててくるんだよう!」



鬼気迫る息子の訴えに

父親はぞっとしてチョコボを全力で走らせる。

あえぐ子供を両腕に抱え

やっとの思いでジュノ上層に着くと

腕の中で息子は死んでいた・・・







<終わり>










いやー拙いですねw

ネタ暖めてたんですけど、フラッシュ化するほど腕も環境も無くなので。

脳内でフルに想像力を生かして妄想してみましt




ちなみに、この作品はフィクションです。

モデルは居るかもしれませんが、実際の人物などは全て架空ですよw


ではでは。。。。



もう眠いからここで止めときます。

続きは又今度。