前の記事では失礼いたしました


イラッとはしましたが、ああやってきちんと?クレーム?してくれる方がこちらも返答できるので割と引きずらないなと思いました😁


イラッとしたのも、何故イラッとしたんだろうと考えてみたり…また自分の気持ちとしてまとめたいと思います


さて前回の続きで支援学校見学の件なのですが

このペースで書き続けるとあと何回続くの…💦となりそうなので、私的に印象に残った部分と、支援学校を検討する方が気になるかな?という部分を書こうかなと思います


※あくまで私見と、私が見学した支援学校の印象となります

支援学校を検討されている方は、ご自身の地域の支援学校を是非見学してみてください


まず気になるところとして

・座学が少ない

これはやはり少ないです

何故かというと前にアメンバー記事で少し書いたのですが

知的障害があると座学(プリントや教科書)で得た知識を生活に応用するのが難しいからです

小学校で加減乗除を学ぶのは勿論その後の数学に繋がる基礎知識だからでもありますが

日常生活で圧倒的に出番の多い知識ですよね


例えばプリントで5+3=8ができれば

駄菓子屋で50円と30円のお菓子を100円で買える、と理解できるわけです(ここでは消費税は無視)

これが知的障害があるとなかなか難しいわけで

ですので実践の場として校外学習が多く、実際買い物をして学ぶという勉強の仕方になるわけです


ですのでもし座学が少ない=勉強時間が少ない

と思っている保護者の方がいたら

支援学校ではより児童の状況に沿った形で勉強している

というのが正解かなと思います


また関連して教科書がないことを不安視されている保護者もいるかもしれませんが


上記の理由により、通常の教科書ではなく、その児童の興味を持てる形でプリントをこなしています

私が印象的に思ったのが

教員がその児童に沿った内容のプリントを作成する一方で

保護者も自分の子が興味を引きそうなドリル等を購入して、学校でも使用したい等の申し出も進んで取り入れているところです

※勿論導入前に確認&相談が入るのかと思います


プリントの採点も

この子は赤ペンよりスタンプが好き

とか

大きな花丸がいいんだよね、等

そこまで変えてるの?!と驚くような対応でした


プリント内容も可能な限り学年通りに進めるようにしているそうです

※勿論個々で進度は異なります


支援学校でいったいどんなことが学べるの?身につくの?というのを知りたい方はこちら↓をみると小学部、中学部での学習要項が確認できます

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/tokushi/1284528.htm 


お子様の進むと予想する進路によっては物足りないと感じる方もいるのでしょうか?

※例えば中学から私立の手厚い学校を受験予定の方等

そういった場合は見学の際にどこまで支援学校でサポートしてもらえるのかを確認するのがよいかなと思います


余談ですが最近支援級からも手厚い私立中学の受験が増えております

子供の人口が減少している現在、このような特徴的な学校が増えるのは喜ばしいですね

ただし、恐らくほとんどの支援級で私立受験に対する対策を期待するのは難しいと思います

支援学校でもどうなんでしょう?聞いておけばよかったな

今後は塾とかもできてくるんですかね…そのあたりはわかりませんが

選択肢が増えるのは喜ばしいですが、目標を(保護者が)高く設定しすぎるのも厳しいかな…と個人的には思います


あとは

・立地と通学手段について

現在通っている保護者からなにか意見等はないか?と伺いました

やはり年に何人かは遠いと仰る方がいるようです

立地自体についてどうにも変えられるものではないので、そこは保護者の理解と協力を得るしかないとのことでした(まあそうですよね)

また通学バストラブルもゼロではないとのことです

ただ支援学校からそのままデイに通う児童も多く、送迎付きのデイを使用している人が多いため、そこまで大きな不満としては聞かないとのことでした

※言わないで溜めている方もいるでしょうが


児童に関しては、公共の乗り物を使用する前段階としてスクールバスを利用することはプラスになるのでは?とおっしゃっていました

乗車中は静かにする

他の乗客が騒いでいても自分の感情を抑える

窓を開けない

ドアから突然飛び出さない

等スクールバスの乗車だけでも学ぶことは多いとのことです

上手くできなくても公共の乗り物よりは怒られたりしないですしね


・子ども同士のトラブルについて

これも「ないとは言えない」とのことでした

起こるのが1番頻繁なのは新学期だそうです

入学、進学して同じクラスの子との相性がわかるまではやはり気を抜けないとのことでした

それでもハサミやカッター、鋭利なもの等大怪我につながるようなものは徹底して管理されていますし

クールダウンのエリアも充実していました

※部屋によっては暗くてマットがおいてあり、一瞬びっくりしましたが、暗くて包まれると安心する子って割と多いらしいです

印象的だったのが、トラブルは勿論教員が飛んできて制しますが

周囲も何が起こったのかを説明しようとしてくれたり

とっさに止めに入ろうとしてくれたりする児童が多いらしいです

※それがさらなるトラブルになることもありますが


「皆どちら側の児童も仲間であると認識しています」という言葉も素敵でした


1日の見学では表面だけ、いいところだけしか見えないかもしれません

それでも私は支援学校のサポート力に驚いたし

なによりそこにいる児童が笑顔だったんです

たまに見ていた支援級で不安そうだったりイライラばかりしていた児童も

もしここにいたら変わったのかもなあ…と思える場所でした


合わせて自分や現状の支援級のサポート問題も痛感しました


このような機会をいただけたこと、感謝しています😊

長文にお付き合いありがとうございました😊