両親からお金がないから中学受験を諦めて、塾もやめてほしいと言われたのが小5の秋頃
姉の進学先が私立高校で、“お金がない”は両親の嘘だと知ったのが小5の三学期だった
※正確に言うと、二人分私立に行かせるほどのお金はない
小5の私は両親に嘘をつかれたことに怒り、失望した
そんなに姉が大事なら
私なんてどうでもいいなら
姉の世話なんてせずに、家を出てやる
その為にはどうしたらいいのか
中学は地元の公立以外選択肢はない
高校は…選べるかもしれないが、全寮制等は現実味がない
つまり、高校卒業までは家から出れないだろう
それなら
私は両親に2つお願いをした
お願いというか、嘘ついたんだからこれくらいしろよ、という感じだった
部屋に鍵をつけること→姉が四六時中勝手に入ってくるのを防ぎたい
お年玉を全額渡すこと→もう両親を信用できなくなっていたので、自分で持っていたい
両親は特にお年玉の件でショックを受けていたようだが、その時の私は高校卒業までの自宅での自分の時間と自由を確保したかった
当時お小遣いは貰っておらず、必要なときに貰う形だったが、もう毎回お伺いをたてたくなかったのだ
お小遣い帳はつけるし、見ても構わないからお年玉が欲しい
両親は結局、この2つの要求を飲んだ
私は今まで通り学校に通い、友達と遊び、家に帰ると食事とトイレ、お風呂以外は鍵をかけた自分の部屋に引きこもる生活を始めた