健康の敵は「病」(やまい)みたいだが、そうだろうか?
「病気」でなければ、健康であって、バンザイだろうか?
「病」を悩み、目の敵にして、治そうと必死に戦う人が多い。
で、医者に助けてもらって、戦って結局、 勝ったの? 負けたの?
動物も「病」に苦しむが、悩んで、ジタバタするのは人間だけ。
人間は、知恵と技術と道具で、「悩ましい病」と戦ってきた。
でも、「病」との戦いは、本当に効果を上げているのか、どうも怪しい・・・
だって、常に、結果の「病」だけいじって、原因の大元を探っていない。
「病」が生まれた原因・理由を軽視して、結果だけ対処していることが多い。
確かに、つらい、苦しい、目前の症状は、早く解消したいと誰もが思う。
そして、「病」の原因・理由は、自分の外にあって、我関せず、という態度。
本当にそうかな? 外因だけで、内因はない? 自分の中に原因は全くない?
病気を患っても、ますます人生を豊かにする人もいれば、そうでない人もいる。
単純に、病気は健康な生き方を妨害するとは、言い切れないと思うのだが・・・
苦は楽の種、と昔の人は言った。
この病から学ぶことは、何だろう?