皆さんこんにちは、Tatsumi野球日記です。

 今年も12月に入り、2023年も終わりを迎えるのは早いかもしれませんが、年の瀬と呼ぶには少し先なので、残りの日々を大事に過ごしていきましょう。

 今日は、今季のプロ野球2023年を振り返っていきたいと思います。

 今年はWBCの世界一から始まり、例年より野球の関心が高まった年でもありました。

 さて話が長くなりましたが、ここから本題に入ります。

 今回はセリーグから、今年セリーグ優勝と日本一を成し遂げた阪神タイガースから書きたいと思います。



            阪神 セリーグ優勝・日本一

      2023年成績 143試合85勝53敗5分


 [今季総括・概要]昨年まで4年間にわたり指揮を執った矢野燿大前監督が退任し、今季から2005年に優勝へ導いた岡田彰布監督が2008年以来15年ぶりに阪神の指揮官としての再登板となった(オリックス監督時代の2012年以来11年ぶり)。

 阪神の監督としては、自身2度目の就任となった岡田監督は第1次政権時代と同様に、ここ5年間で失策数セリーグワーストの改善とポジションのコンバートに着手した。

 その守りでの改善点は、それぞれのポジションの固定から始まった。

 まずファーストに主砲・大山悠輔を、昨年まで外野を守ることが多かった佐藤輝明をサードのポジションに据え、また1年目から盗塁王とベストナインにも輝き、すでにスタメンの座を張っていた中野拓夢をセカンドに配置転換し、そして内野手の最後のピースとして、ここ数年の最大の課題でもあったショートのポジションに木浪聖也が定着した。

 こうして阪神の内野手のポジションは全て埋まり、打順やスタメンも固定され、近年はAクラス入りしながら頂点に届かず、もどかしさが続いていたシーズンからの脱却を図り、2005年以来18年ぶりのアレ(優勝)に向かって、2023年シーズンが幕を開けた。

 そして迎えた開幕では、自身の阪神での第1次政権時代の2008年以来15年ぶりの開幕4連勝からスタートし、4月を好成績の位置で首位の座を虎視眈々と狙った。

 今年の阪神の強さを印象付けたのは5月からだった。

 その5月に首位に浮上し、それぞれ7連勝と9連勝を記録し、貯金17を持って交流戦に突入した。

 しかし交流戦でチームは停滞し、昨年まで2位の好成績で収めていた状況とは異なり、3つの負け越しでリーグ戦へ戻った。

 戻って再開したリーグ戦で、その間に交流戦初優勝を達成したDeNAに敵地で同一カード3連敗を喫し、5月から浮上した首位の座から陥落し、一昨年同様にリーグ戦再開以降からの戦いに暗雲が立ちこみ始めた。

 その後は再び首位に浮上したものの、5月に見せた快進撃から新たな上昇のきっかけを掴むまでには至らず、何とか首位を維持しながら前半戦を終えた。

 そして後半戦が開幕し、勝負の夏を迎えるに辺り、前半戦の終盤から10連勝で首位に迫りつつあった、2位・広島との直接対決3連戦を2勝1分で乗り切ると、チームは息を吹き返した。

 夏の長期ロードに入り、再び快進撃が始まり、その強さは日を追うごとに増した。

 8月に2007年以来16年ぶりの10連勝で長期ロードを物ともせず、一時的に故障者はいたものの、その影響を感じさせない強さと、そしてルーキーながら森下翔太が3番に定着し、強さはより盤石となり、遂に待望の優勝マジックが点灯した。

 優勝マジックが点灯してからも、今季の快進撃と強さは変わらないまま、他のチームを圧倒し、セリーグ全5球団の勝ち越しと、9月に今季2度目の2ケタ連勝となる11連勝で優勝まで駆け上がり、2005年以来18年ぶりの悲願を成し遂げた。

 その後初めてペナントを制して迎えたCSファイナルステージで、今季のシーズン2位・広島に3連勝(シーズン1位に1勝のアドバンテージ)で日本シリーズ進出を無事に果たし、今季のパリーグ3連覇・オリックスと1964年以来59年ぶりの“関西対決”となった。

 迎えた日本シリーズでは、初戦に3年連続の投手5冠に輝いた、オリックスのエース・山本由伸を攻略し先勝。

 第2戦は大差で敗戦、第3戦はエラーなどもあって接戦を落とし、対戦成績もこの時点で1勝2敗のビハインドとなった。

 負ければ王手をかけられた第4戦でサヨナラ勝利を収め、勝敗をタイに戻し、勝てば王手の第5戦で終盤の集中打で逆転勝利を飾り、日本一へ王手となった。

 第6戦は相手エースに初戦の借りを返され、互いに譲らないまま運命の日本シリーズ最終戦を迎えた。

 いよいよフィナーレとなった日本シリーズ最終戦では、第2戦に封じ込まれた宮城大弥を打ち崩し、日本シリーズの対戦成績を4勝3敗で制し、1985年以来38年ぶりの2回目日本一を達成し、昭和の時代から平成の時を超えて、令和の時代では初の日本一となり、今季のプロ野球の頂点に立った。

 今季の全日程終了後に、自身初の日本一を達成した岡田監督は正力賞を受賞し、そして今年の流行語大賞は「アレ(A.R.E)がノミネートされ、阪神タイガース一色の2023年となった。

 最後に来年の阪神は球団初のリーグ連覇と2年連続の日本一がかかる2024年を迎える

 以上、阪神総括2023でした👍。