今朝、職場のすぐそばの交差点で、
年の頃は50歳くらいの男性が道を聞いてきた。
たどたどしい日本語に浅黒い顔。
旅行者かな?と思った。
地下鉄の駅に行く道がわからないという。
地上からは案内しにくいし、地下街は複雑なので
駅まで連れて行ってあげることにした。
道すがら、どこから来たか、仕事は何をしてるのか、とか日本語をどうやって学習したかなど聞いてみた。
ネパール人で、農業従事者で、仕事で日本に来たらしい。
日本語はYouTube を見て覚えたそうな。
調べてみるとネパールの人の多くは海外に出稼ぎ
に行くようだ。だから外国語を学ぶのは必須。
日本人は日本から出なくても生きて行けるもんなあ。そりゃ外国語に無関心になるわな。
あらためて英語頑張ろうって思えたわ。
その男性、目がキラキラしてたんだよね。
全く世間ずれしてない、赤ちゃんのような目で、
駅まで連れてきてくれたことを本当に感謝して
くれた。
初めての相手にはあまり関わらない私だが
あまりの素朴さについ、連絡先を聞かれて
名刺を渡してしまった。
彼との出会いで何故か自分の中の扉が
一つ開いた気がする。
未知のものを受け入れる扉が。
どんなものでも感じてみよう、
味わってみよう。
そんな気になった。
今日1日が特別な1日になった。