とりあえずブログの更新を本日をもって更新を停止いたします。
ブログを書き始めたのは司法試験直後の無職の頃でした。
落ちたら就職するか、試験の続行か、本当にどうしようか毎日悩んでいました。
受験直後は何番でもいいから受かっていて欲しいと心の底から思っていました。
法曹の質の低下なんて気にするな!ケチケチせずに3000人くらい合格させろよ!と真剣に願っていました。
受かってみて、実務について早1年。
法曹人口の増加の問題を肌でヒシヒシと感じています。
司法試験の合格発表をみる都度、また2000人も増えるのかァと、思うようになりました。
周囲のBは口を揃えて事件数が減った。売り上げが減ったと話しています。
修習生も就職先を確保するために必死なのも伝わってきます。
そして、自分のことを棚に上げていわせてもらえば、同期もピンきりで、なぜこいつが受かったんだろう?依頼者は気の毒に・・・・と思う場面も一度や二度ではありません。
Bにとっては当分の間、冬の時代がくることは間違いないと思います。
それでも、自分はBになって仕事をしている時間が幸せです。
ときたま、ドブさらいのような仕事をしているなぁとか、何ら生産性がないなぁとか思ったりもしますが、基本、どんな事件でも一生懸命に取り組んでいます。
自分はイソ弁で事務所も安定して事件が舞い込んでくるため、給料の面で心配がいらないというのが大きいと思います。本当に依頼者に共感できない事件は断れるだけの余裕があります。
願わくば死ぬまでBでいられるよう、日々、精進してまいります。
Bは冬の時代ですが、本当にBの仕事を楽しいと感じられる人であれば事件数が減っていてもなんとかなります。
かくゆう私も過払い案件なんて本当に1、2件しかあたったことがありません。
それでも、依頼者と二人三脚で頑張って何らかの形でゴールにたどり着く仕事が楽しいです。
これから司法試験を目指される方ないし目指している方は、とりあえず、就職のことや業界の先行きは受かってから考えればいいと思います。
あれこれ考える時間があったら、前へ進むのみです。
みなさまの合格を祈願しております。