ジャニス・ジョップリンが大好きで高校時代バス停待ち時間にデパート一階のヴィデオジュークボックスでまさにこのサマータイムをなけなしの小遣いから100円いれてしみじみ魅入ってた。
友だちはまるで美空ひばりだなとつぶやいた。サマータイムはず〜とこのころからアメリカのスタンダード・ナンバーでオリジナルアーティストはいないものと思い込んでいた。
サブライムが随分ポップにカバーしようがみんなの歌で自分の中ではジャニス・ジョップリンの表現力が絶大と信じきっていた。
ジャニスを天才歌姫って表現する数多くのインタビューに彼女の答えが印象的で記憶に残る。
わたしなんて天才という言葉ふさわしくないわ。天才っていうのはアレサ・フランクリンのような人のことをいうのよ。彼女の歌はなんていうのかしら一つの音階を歌っているようでまるでコーラス隊全てをも呑み込んでひとりで表現できているような、もしくはそんな風に聴こえてくるような迫力なの。
このセリフがそこまで理解できるほどのリスナーでもない高校生のあたしは、ジャニスの魂を絞り出したような声もすんばらしいよって。
ジャニスは3−4年前に記念スタンプにもなってたね。ジミヘンのやつは確か買い逃したのでジャニスはちゃんとタイムリーに買っておいた。
ちょっとしたジャニスのリバイバルの波が自宅で起きていて、全アルバム通しで聴いたりしてたときサマータイムは誰の曲かって話になりSiriに聞いたら。
驚いた。
エラフィッヅェラルドって名前だけはかすかに聞き覚えあるジャズシンガーだと。
すぐさま聴いてみた。
初めて。
衝撃。
涙がちょっとでてきちゃうくらい。
歌わない部分の空白のモーメントまでもがサマータイムのなんといったらいいのだろう。
表現力なのか。
これがあんときジャニスがアレサのことを言ってたんだけど、このEllaの歌ごころというか音楽が流れているなかの歌ってはいないでも息はしていて生きているモーメントがうたってないのにうたわれている確かにそれが聴こえる。
これまで感じたことのない感動。
08.11.2018記
Ella Fitzgerald - Summertime



