作曲者が著作権を所有するなど幻想だ!〜小室哲哉詐欺で逮捕
様々なメディアで小室哲哉の逮捕を報じている。
彼が曲の著作権を一括して売却したという話は今年に入って週刊誌のコラムなどでちょろちょろと書かれていたが、まさか二重売買していたとは思わなかった。
コンテンツホルダーであるエイベックスが既に主要な楽曲については著作権を所有しており、作者に年間一億程度の使用料を支払っているのだが、契約のみで登録がなされていないために他者には著作権所有者がわかりづらくなっていたようだ。そのために今回小室哲哉を訴えた芦屋の「投資家」は著作権がすべて作者の手にあるという言葉を疑うことはできず、言われるがままに着手金として五億もの金を支払ったようだ。
詐欺にあたるかどうかは騙す意図があったかどうかが重要だが、今回逮捕されたという事は犯意があったということだろう。しばらくはワイドショーのネタとして重宝されるに違いない。
しかし、今回の事件をふりかえってみると著作権が作者である小室哲哉の手にあるという言葉が虚偽であったというのは皮肉な話だ。結局作曲家というものはライツホルダーやコンテンツホルダーに権利を握られて自らの手による作品の転売もままならないという立場であるということだ。あのTKですら、所詮搾取される者でしかなかったようだ。
彼が曲の著作権を一括して売却したという話は今年に入って週刊誌のコラムなどでちょろちょろと書かれていたが、まさか二重売買していたとは思わなかった。
コンテンツホルダーであるエイベックスが既に主要な楽曲については著作権を所有しており、作者に年間一億程度の使用料を支払っているのだが、契約のみで登録がなされていないために他者には著作権所有者がわかりづらくなっていたようだ。そのために今回小室哲哉を訴えた芦屋の「投資家」は著作権がすべて作者の手にあるという言葉を疑うことはできず、言われるがままに着手金として五億もの金を支払ったようだ。
詐欺にあたるかどうかは騙す意図があったかどうかが重要だが、今回逮捕されたという事は犯意があったということだろう。しばらくはワイドショーのネタとして重宝されるに違いない。
しかし、今回の事件をふりかえってみると著作権が作者である小室哲哉の手にあるという言葉が虚偽であったというのは皮肉な話だ。結局作曲家というものはライツホルダーやコンテンツホルダーに権利を握られて自らの手による作品の転売もままならないという立場であるということだ。あのTKですら、所詮搾取される者でしかなかったようだ。