訴状などによると、男は22年10月4日夜、同市北区の路上で、堤さんを折り畳み式ナイフで多数回突き刺すなどして殺害。令和3年8月、兵庫県警に逮捕された。

男は公判で殺意を否認。弁護側は精神疾患があり、心神耗弱状態だったと主張していたが、1審神戸地裁の裁判員裁判の判決は犯行態様から殺意を認定し、完全責任能力があったと判断した。

遺族は男の両親が、男の問題行動や暴力的な性格、生活状況に応じて求められる監督・指導する義務を尽くさなかったと指摘。両親の監督義務違反と堤さんの死亡との間に相当の因果関係があるとし、事件後に男を転居させて犯行の発覚を遅らせたとも主張している。

敏さんは会見で「(男の)更生を望んではいない。事実を認め、償いだけしてほしい」と怒りをにじませ、男の両親について「(男の犯行を)まったく知らなかったと言っていた。(刑事裁判で)追及ができなかったので民事ではっきりさせたい」と語った。



これが被害者遺族の心情。

更生なんて望んでいない。

ただ罰を受けたらいい。

そういうこと。

いつも日本の司法は加害者に優しいけどそんなのおかしい。

被害者に寄り添った判断を願う。