今回のことをきっかけに、今までの主人との歴史を振り返ってみた。
彼はどんな人だったか考えてみた。
とにかく、優しかった。
いつもいつも私の希望を叶えてくれていた。結婚する前もした後も。
決して決断力がなかったわけではなく、私の希望が自分の希望だと言っていた。
義父母にも優しかったから、上辺の優しさではなく、そういう人なんだと思っていた。
信じていた。
でも、それは違ったみたい。
本当に優しい人は、人を傷つけるようなことを平気でしたりしない。
ましてや一生守ると言った相手に対してなら言わずもがなだろう。
うちの夫婦はとても仲良しだし、不倫や浮気なんていう裏切り行為には関わることなくこの先生きていくだろうな。
楽観的な私はそう思っていた。
そんな私は、いま、自分の人生史上、ぶっちぎりで心身ともにボロボロの状態。
人ってここまでボロボロになれるんだって驚いた。
他の誰でもない、主人にこんな仕打ちを受けるなんて思いもよらなかった。
彼は、自分に一番やさしい人だったんだ。