畠中恵さんの『まことの華姫』を読んだ感想をシェアしたいと思います。この本、めっちゃ面白かったです！
物語の舞台は江戸時代の両国。人形遣いの月草と、彼が操る姫様人形のお華が繰り広げるミステリーなんです。お華は「真実を語る」って噂されてて、見世物小屋にはいろんな人が集まってきます。
登場人物も個性的で、姉を殺したのは実の父かもしれないと疑う娘や、失った子供を探し続ける夫婦、行方不明の親友を探しに来た若旦那など、みんなそれぞれの真実を求めてるんです。畠中恵さんの謎解きが本当に巧みで、江戸の人々の喜怒哀楽がリアルに描かれてて、読んでて引き込まれました。
特にお華の語りがすごく印象的で、彼女の語りを通じて登場人物たちの心の奥底にある真実が明らかになるんです。畠中恵さんの筆致は繊細で力強くて、江戸の風景や人々の生活が生き生きと描かれてます。
『まことの華姫』は、ミステリー好きな人はもちろん、江戸時代の雰囲気を楽しみたい人にもおすすめです。ぜひ読んでみてください！
