今回は私が24年前に体験した不当解雇の話をしたいと思います。当時、私は大阪の中小企業に入社したばかりでした。

 

業種は精密機器の部品の製造で、私は物作りが好きだったのでやりがいを感じていました。しかし、一ヶ月が過ぎた頃に突然、「明日からは来なくていいから」と言われました。理由は「社員達とコミュニケーションを取らなかったから」だそうです。

当時、労働基準法に疎かったので、何も言えませんでした。しかし、後で調べてみると、試用期間中といえども、入社後14日を過ぎてからは通告もなしに解雇できないことや、「社員達とコミュニケーションを取らなかった」という理由では解雇できないことを知りました。

 

また、会社が従業員を解雇する場合、原則として解雇日の30日前までに解雇を予告することが必要であり、解雇の予告を行わない場合は、解雇と同時に30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を支払う必要があることも知りました。私はこれらのことを知って、悔しくて泣きましたが、訴える勇気もなく、そのまま諦めました。



 

しかし、最近、久しぶりにその会社を調べてみると、驚くべきことが分かりました。その会社は事業を停止しており、ホームページも消滅していました。

会社の住所も変わっており、一軒家になっていました。表札を見ると、社長の名字でした。

そして、以前の住所は別の企業になっており、写真も違う企業の看板がありました。鹿児島にあった支社も閉業していました。どうやら、会社は登記だけが残っているだけで、実質的には存在していないようでした。

 

私はその光景を見て、感慨深くなりました。24年前に私を不当解雇した会社は今では姿も形もなくなって、私はその後に就職した会社でやりがいを持って仕事ができました。

社長や役員はワンマンでパワハラやモラハラを平気でやっていた人達でしたが、今ではどうなっているのでしょうか?私は彼らに恨みや怒りはありませんが、「人にキツく当たっていれば、いつか因果応報がやってくるんだな」と思いました。

 

 

私はこの話をブログに投稿することで、不当解雇された人達に勇気や希望を与えたいと思います。不当解雇された人達は決して諦めずに、自分の権利を主張しましょう。そして、自分の幸せを掴みましょう。私はそうしてきました。