親父譲りのバックシャン。

親父譲りのバックシャン。

頑張ります(≧ω≦)b

今は昔。
一人のうら若き乙女に
『後ろ姿、お父さんにそっくり(*´д`*)』
悪びれもせず、母は言った。


顔が父親似の娘は幸せになれるなんて、昔の人は言ったけど、
背中が父親似の娘はどうなんでしょう…。
Amebaでブログを始めよう!
父のワードローブ

少ない上に
同じ色の服ばかり

ひとつ

未だに大切そうに
箱入りの帽子

還暦の祝いに贈った帽子


似合わないからと
一度も外へは被っていかなかった

けれで写真の中で父は

最高の笑顔で
あの帽子を被っている
闇夜に射す一筋の光は

引き付けられる
不思議な力を持つ

ボクはあの光の元へ行きたいと

そんな衝動に駆られる
さてキミの旅は今
終わろうとしている

振り返り何を思う?

ボクならこう思うね

まだまだ、だって

まだ未知の世界が広がっていて
それはボクを呼んでいるって
いつか戻るから…


力強く飛び出したキミが
それと同じ力で
戻ってきた


いつか戻ると約束した場所から
ワタシはとうの昔に離れたのに

待ち切れなくて
淋しくて
信じ切れなくて…

なのにキミは戻ってきた

同じ笑顔で


ワタシの複雑な笑顔に
気付きもしないで


いつも自分勝手なキミは
いつも自分勝手に戻ってくる
キミはまだ
縁側の暖かい日ざしの中で
うたた寝をしている子猫のようだ

これから待ち受ける数々の困難は
キミを悲しみに包むかもしれない


けれど立ち向かって
この微睡んだ世界を懐かしがるのではなく
新たな世界を迷うことなく飛び込んで

ワタシが出来るのはそれを見送る事だけ