KAWASAKI KSR-2 KSR80の記事で、詳しく書けなかった部分の詳細記事です。今回は、スイングアームと前後サスペンションについて。


スイングアーム

純正は鉄製で無駄な補強も有るので結構重いです。社外品が幾つか存在していましたが、社外品はアルミ製で軽量ですがスイングアーム自体が純正より長いので、ホイールベースも長くなりミニバイク(カート)コースでは旋回性に影響します。本コースで走る場合は問題にならないし、トラクションを掛けやすいので雨の日や滑りやすい時には良いです。


誰にでも出来る改良

手間が掛かりますが、補強部分を切り落とすと軽量化出来ますし、ミニバイクコースでは強度的にも問題が出なかったです。サーキットで走る場合はチェーンガードの装着が必要になるので、同時に加工すると良いです。

うちのKSRは、純正スイングアームにはレーサー系のFRPガードを切って加工しタップビスで固定しています。


Gクラフトのスイングアーム

アルミ製リブ付きタイプで補強は無し。チェーンガード部分にNSF用がそのまま付く様にして有ります。出来の良いスイングアームですが、少し長くなるので普段は使っていなかったです。雨の日やアベレージ速度が高いコースで使用。





ボルトンのスイングアーム

アルミ製の純正と同じタイプの補強が入っている物。少し長くなる。これについては・・・使っている人はサスの受けの部分の溶接にクラックが入っていないか確認した方が良いです。この部分を対策していない場合は走行中に脱落する可能性が有るから注意。



リンク部分

サスの動作に影響する部分なので、メンテナンスとボルトの締め付けトルク管理が必要。改造してニードルローラーベアリング仕様にしている人も多く、何台か乗ってみた事が有る。良いか悪いかは別にしてダイレクトな動作感になります。純正ショックと組み合わせると、誤魔化しが効かなくて相性が悪く感じたので、うちのはノーマル。性能の良いショックと組み合わせると良いでしょう。


リヤサスペンション

以前は何種類か出ていて他の人のバイクで2種類試しましたが、どちらも微妙で1つは改造リンクと組み合わせて何とかってレベル。純正が割とまともなので、体重の問題が無いならノーマルで良いと思うし、実際フロントが良ければリヤはノーマルで結構タイムを出せました。


持っているのはQJ-1のスペシャル仕様で、これは細かい仕様変更をした物。スプリングを3種類持っていますし車高調整も出来る。スプリングの受けの部分は自作改良して有ります。ただし、絶対に必要とは思わなくて、社外スイングアームを使う時だけ使用していました。





フロントフォーク

純正の場合、以前はチューニング出来るショップが何軒か有りました。インナーパイプのオイル通路加工やスプリング交換、オイル粘度の調整。方向性としては減衰力・オイル粘度を上げる方向になると思います。ある程度タイムが出せる仕様にはなりましたが、それでも完成度が低い。


XRモタードフォーク改

現在はXRモタードのフォークをベースに弄って有ります。純正とは比較にならないぐらい良くなるので、最初から使えば良かった。

市販されていたGクラフトのKSR用ステムに、XR用フォークを装着する為のスペーサーを使用。XRフォークをそのまま付けてもそこそこ良いですが、細かい仕様変更をしています。


サーキットでの優先順位

間違い無くフロントフォークの交換。純正は弄ってもレベルが低いから弄るだけ無駄だと思う。弄った純正フォークからノーマルXRモタードフォークに交換しただけでタイムが全然違うし、NSRやNSFとブレーキング・コーナリングで勝負出来る様になる。フロントフォークが良くなればリヤに要求する度合いが減り、ノーマルでも良いぐらい。


KSとKSR

タイヤが10inchと12inchで限界が全然違うのですが、実はフロントフォークに関してはKSの方が優秀。初期のNSRよりコーナーは速く走れていました。スイングアームやリヤショックはほぼ同じ。スイングアームは補強の位置が上下逆なのとディスクブレーキ用かドラムブレーキ用かの違い。リヤショックなんて共通で使えますし。


KSと比較したKSRはとにかく曲がらない。KSが小さく曲がれてラインも自由なのに、真逆の特性。完全にフロントフォークです。


KSRを純正フォークで乗っていた時は、とにかくリヤが滑ったしリヤタイヤが減りやすかった。それでリヤを弄っていたけど改善されなくて、結局フォークを交換したら解決。フロントの影響でリヤが滑っていたのでしょう。


と言う事で、サーキットでサスペンションに悩んでいるならフロントフォークを変えましょう。