エリアトラウト
リールのハンドル長さ
管理釣り場では、リールは一般的に小型ボディーを選択すると思います。1000〜2500まで共通ボディーのリールも有る。
標準で装着されているハンドルの長さは、ギア比と番手で違います。ハンドルの長さの影響を考えてみます。
ハンドル長さ
*一周した時に巻き取れる量はハンドルの長さの影響は有りません。
短い
描く円が小さくなるので1周の手が動く距離が短い。同じ速度で手を動かしたら1周するのが速いのでライン回収が楽。遅い巻き速度の調整は難しくなる。力を掛けにくくなるが、抵抗の変化を感じやすくなる方向。同じ速度でルアーを動かしたい場合、長い物よりゆっくり手を動かす事になる。
長い
短い方と逆。1周の距離が長くなる分、遅い巻きの微調整はしやすくなる。力を掛けやすいが、抵抗の変化は感じにくくなる。速く巻きたい場合は遠回りする分不利。同じ速度でルアーを動かしたい場合、短い物より手を早く動かす事になる。
一般的にはこうなりますけど、35〜45mmが標準的なエリアトラウトの場合、ハンドルの長さで大きな差は出難いので微妙な感覚の問題だと思います。特に力の掛けやすさは、問題にならないと思います。長さの違いによる特性の変化は、リールのギア比と比較すると影響は小さいです。
選択基準
ロッドが動かない状態で安定して巻ける長さを探せば、必然的にその人が巻きやすい長さになると思います。
35〜45mmまで各種試した結果、自分の場合はギア比に関係無く巻きやすさで40mmになりました。ギア比に合わせてハンドルの長さを変更するのは、実際はハンドルの長さだけで巻くスピードを同じに調整出来るとは思えないので、安定して巻ける長さで選ぶ方が良い気がします。
メーカー
ハンドル自体のメーカー等は、軽くてガタが無い物なら何でも良いです。純正品でも軽くて良い物は有るけど重い物も有る。個人的にはファンネルベースのロデオクラフトの物がメインです。
ハンドルノブとベアリング
ノブのベアリングと隙間の管理は重要。グリス仕様は苦手なので、洗浄してオイル仕様にし、隙間のシムを調整して、軽く回るけどガタが無い状態にしています。ベアリング自体を交換する場合が多いです。この部分は手軽に出来る割に影響が大きいので最初にベストな状態にした方がリールの性能が分かりやすい。メンテナンスも大事。
ノブの形状は好みだと思いますが、大物相手ならフラットで大き目な物が楽です。
各種ハンドルやノブを持っていますが、エリアトラウト仲間が居るなら、長さの違うハンドルを貸して貰って試す方が良いです。使っていないハンドルが有ると思うので、貸してくれるはず。選択は完全に好みの問題なので、正解は人それぞれ。1つ言える事は、最初にハンドルの長さを選ぶ方が良いって事。慣れてしまうと使っている物がベストな気がして来る。
今回はエリアトラウトの場合で書いていますが、大きい番手のリールになると話が違うので注意。
小さい番手のリールの場合、ハンドルの長さの違いぐらいだと、持ち換えても違和感が少ないですが、リールのギア比が違う物の持ち換えは結構違和感が出ます。ハンドルの長さで調整出来る程度では無いので、変にハンドルで合わせるより使い手の方で切り換えた方が良いです。
剛性の話
時々、ハンドルの剛性不足と言う記事を見掛けますが、エリアトラウトの範囲だと、問題にならないはず。とりあえず、純正オプションやフェンネル系(ロデオクラフト含む)、ドライブの物は、ハイギアリールに40mmハンドルで70cm以上を釣っても問題無かったです。ドラグが出るし。ただし、ドライブのシリコンフィットノブは大物相手だと感触が悪くてグニャっとした感触になるので、これの事かな?
メンテナンスは大事
高級リールを使っていても全然メンテナンスしていない人が居ますけど、ハンドル交換の前にメンテナンスしましょう。
たまに人とタックルを交換して使う事が有るけど、メンテナンスは大事だな〜と毎回思っています。伝える時も有るけど、状態が悪過ぎると面倒で何も言わない事も有る😁