皆さんのお子さんは何歳くらいでしょうか。
私は日頃幼児期のお子さんと接していますが、我が子たちは年齢的には大人になり、社会に出て、もう親としての役割は終わってしまいました。
私ごとですが、先日、娘がちょっと可哀想だなぁ、と思う場面がありました。可哀想に思う、というのは、上からの表現で良くないですが、なんとなく娘を気の毒に心配に思う場面がありました。
そんな気持ちを伝えると、彼女から、「自分のご機嫌を取るのは得意だから大丈夫。」との返答が。
なかなか、良い表現を使うな、と思いました。
周りに気を遣ってもらって励まされたり、それも人間関係大切ですが、結局は自分で自分の気持ちがストンとお腹に落ちなければ、納得しなければ、消化できなければ、、、というところなのだなぁ、と思いました。
結局「自分」なのだと思います。
褒める子育ての弊害について語られてから暫し経ちます。私も自分が書いたもので2018年にも同じような事を思って書いていました。
褒め方とか、「褒める」という言葉の定義の捉え方で
メリット、デメリット両方あると思います。
我が子たちの時代は、尾木ママさんが褒める子育てを提唱していたので、そんなご時世でした。
それから束の間が経ち、
褒められないと頑張れない子
褒められたくて、ご褒美が欲しくて、すぐに結果を求める子
褒められること自体が目的となってしまう子
難しいことに挑戦しなくなってしまう子
プライドだけが高い子
そして
結局親に褒められたって、大して嬉しくないや、という思春期を迎え、
大人になり、そんな世の中が自分のことを褒めて煽ててくれなくなる。
その結果。
打たれ弱い人が多くなった。
そんなことが言われるようになりました。
褒められると自己肯定感が高まり、やる気が出る、というのも然りなので一概に言えないのですが、
やはり一つ言えることは、
子供のご機嫌を取って、煽てて、褒めて、何かをしてもらったりやらせる、
というのは、なかなか長続きしないものです。
結局「自分」に返ってくるので、本人が自分で自分を鼓舞できることが一番です。
昨日お授業をしていたら、一人の子が嬉しかったのでしょうね、自分の上手くいったことをしきりに言っていました。
そうしたら、別の子が、
「自慢は自分の成長を止めるんだよ。」
と言い出しました。びっくり
どうも、他の習い事の先生がおっしゃっていたようです。
ちゃんと子供って聞いているんですね。
この言葉は一概に賛成はしませんが、結局自慢しているとその自分に満足してしまって、それ以上次に進まなくなってしまうよ、ということなのかもしれませんね。
他人に対してどうこうではなく、自分で自分を認めて、その嬉しさをバネに次なる様々なことに挑戦できると強いでしょうね。
周りの大人はその嬉しい気持ちに共感して認めてあげることで、きっと「よくできたね。」という褒めるとは違う、褒められた時と同様の喜びを感じられると思います。
そんなことを思いました。