ブログを書いていた時期から数年経ちました。


日々思うことがたくさんある中で、自分の振り返りだったり記録の意味も込めて何か発信できたらと思いつつも、日頃の業務に追われ更新ができませんでした。
ブログというツールにまだ世の中の読者がいるのかどうか分かりませんが、今年は少しずつ書いていけたらと考えています。

去る4月4日、昨年秋の入試が終わってからもお教室に通っていた生徒たちの卒業式をしました。この春小学1年生になる子どもたちです。
数えてみたら、私がお教室を始めて15回目の教え子たちでした。

その前日、約束をしていた遠足、四つ木の北星鉛筆の工場見学に行きました。
前を歩く教え子たちの小さな後ろ姿を見ながら、しみじみとこの数年間のことを思い出していました。
この卒業した生徒たちとは、3年間何度も寝食を共にし、深いお付き合いをしました。
どこかで孫のようにただただ可愛い、という感情になっていたと思います。

毎年、生徒を送り出すのは嬉しい反面、とても寂しいものです。
湿っぽくならないように明るく送り出そうと思っていたのですが、お母様方のことも大好きだったので、お母様方のお顔を見ていたらさらに寂しくなり涙してしまいました。
本当に保護者の方々には感謝の念に耐えません。

お教室を始めた当初、あるいはその前の保育に関わっていた時期、保護者の方々は私よりも歳上の方が多かったものです。
しかしながら、私も歳を重ね、保護者の世代も少しずつ代わり、コロナ禍を経て世の中の価値観も教育も少しずつ変わりました。
変わらないもの、変えてはならない大切なものはそのまま良い形で継承したいと思います。
そして、自分でも取り入れるべき多様な価値観を取り入れ、教育に関してもどんどんアップデートをしていかなければと努めています。

私は、「受験」というものがあって、この子たちに出会えた訳ですが、どうしてもお教室を単なる「塾」という位置付けにしたくないという思いがあります。
入試というのがゴールではなく、彼(彼女)らにとっては通過点、あるいはこの先の長い学校生活のスタートだと思い、その先を見据えた教育を提供していこうと改めて心に強く思った次第です。



山中


ME幼児教室