昨日で新年長クラスの春期講習5日間が終わりました。
お休みはないので、来週からは通常授業となります。
とはいえ、私にとっては、車に例えると、秋のレースに向けて、ちょうどエンジンをかけスタートを切ったところ、このままずっと秋まで突進していくのだと、緊張感と責任感を伴いワクワクしてくるのがこの春期講習の時期です。
このまま、秋のシーズンが終わるまでは、またエンジンをかけたまま怒涛の日々だと思います。
この5日間、彼らと毎日5時間過ごしましたが、時間を空けないで「毎日」ということの効果、日々積み重ねていくことの効果、大切さを改めて実感させてもらった次第です。
理解力や出来の成長はもちろん言うまではないのですが、
「人物」が成長したと感じました。
例えば、
物をきちんと見ることが苦手だった子は、私たちがいつも口を酸っぱくして言っている、「左手を使う」ということを自分で守って丁寧に順序立ててみていくことで、苦手な見るお仕事の問題が解けるようになりましたが、
もともと、この「左手を使う」だけのことを、横着してしない子でした。
所作などで注意を受けている子は、最終日には自分で自分のよくない所作に気付いたり、自発的に気を付けようと努めている姿が見受けられ印象が美しくなりましたし、
人の話を聞く態度がなかった子は、理解に届かなくても一生懸命聞こうという姿勢が感じられて、とても感じの良い人物になっていましたし、
受け身で消極的、目立たない子は、最終日には自分から積極的に前に出ようと試みていましたし、
子どもの跳ね返りというのはすごいなと、
これだからこの仕事は楽しくて溜まらないと、
子どもたちのパワーを感じた次第です
跳ね返り、というのは、
こちらがコミットすると、それが跳ね返ってくる、ということです。
一生懸命そこに関わっていくと、それを子どもたちはちゃんと吸収し、良いものを跳ね返してくれる、ということです。
そして、丁寧に育てると、丁寧な人物になってくる。
とても濃い、楽しい5日間でした。
↑新体操で開脚をしているところ。だそうです。
さて、ここからは余談。
話変わって、私生活。
私が、こうやって仕事に没頭し忙しくなると、必然的に家庭生活が手薄になってきます。
このまま秋が終わるまで、また土日も含めほとんど休まず、
下手したら、帰宅してからも、
生徒ちゃんたちや親御さんのことを考えていたり、
策を練っていたり、
他の先生と相談していたり、
云々でなんだかんだずっとお教室のことを巡らせているので、
母親業や家庭生活が手薄になってきます
ただでさえ、私はざっくりな人間で丁寧ではない人なのに、子育てが雑になります
私が忙しのも、お教室が大好きで仕事に没頭するのも、これは私の都合であって、彼らの都合ではないので、
私も、毎年、前年度の反省の意も込めて
「今年はもう少しこうやってみよう。」と家庭生活への改善、見直しをこの春休みまでの時期に考え試みます。
今年は、
家庭生活は、もう少し丁寧に暮らす。
子育てでは、兄の方は、向こうが助けを求めてこない限り、こちらからの口出しや干渉はやめた、とういうこと。
妹に関しては、十数年ぶりに「台所育児」を始めた、ことです。
前に書いたように、わが家の兄妹たちは二人とも思春期真っ只中。
長男はもう15歳までの蜜で居れる時間はもうとっくに終わっているので、見守り、干渉せず、良い距離感を保つことに努め、そう努めれば努めるほど、おかげで親子関係はうまくいっていますが、
ただ、栄養管理、食に関しては親の責任と自己満足でやっています。
春休みなので朝が早い体育会の彼の大量お弁当を3時台、4時台に作り、明け方送り出し、娘もさらに出したあと自分の出勤→夜まで仕事、という日々に私は家に帰ると体力的にへばる
老いと退化を実感した一週間でした
でも、不思議と職場に行くととたんに元気になりパワーが出るので、
私はこの仕事が本当に好きなのだと思います。
そして、兄と1歳9か月しか変わらない娘は、同じ思春期なのに、私と接していたい人。
私が手抜きになるとすぐに、彼女に変化が出るのは既知の事実。
この春休みから、この年齢ですが再び「台所育児」を始めました。
これに関しては、とても良い時間を過ごせているので、お勧めです。
また後日書きますね。
そんなこんなですが、
明日からまた新年中さんの春期講習。
楽しみにしています。
山中