やっと、5月が終わる。
世間が騒ぐ五月病の喧騒のなか、私は毎日、自分の中の「完璧主義」と戦っていた。 正確でいなければと自分を追い詰め、他人の無神経さに傷つき、突破口が見つからなくて不安に震える夜もあった。 それでも私は、一歩一歩、今日という日まで歩みを止めなかった。
そんな5月の最終日に昇る、特別な満月。 ひと月の間に2度訪れるという、奇跡のような「ブルームーン」だ。
夜の静寂のなか、空を見上げ「切なる願い」をつぶやきたい
「どうか、私の心が穏やかでありますように」
仕事を完璧にこなすことでも、誰かに認められることでもない。 ただ、明日という日を、誰の視線も、不快な言葉も態度も気にせず、自分のペースで、呼吸をするように気楽に生きてみたい。それが、今の私の心からの願いだ。
自分にも他人にも厳しくなってしまうのは、それだけ私が真面目に生きてきたから。 でも、今夜くらいは、その正しさの鎧を脱ぎ捨ててみよう。 満月が、デコボコで傷だらけのありのままの私を、優しく包み込んでくれるでしょう。
5月、本当によく頑張ったね、私。
ブルームーンの光に守られながら、今夜はスマートフォンの画面を閉じて、この完璧な静けさに身を委ねよう。明日のことは、明日考えればいい。