もう、一週間空いてしまって、なぜかこんなときに限り仕事忙しくて大事な記録を残す暇がない、   

いやそもそも自分の心の整理が…満たされて過ぎてどう表現するのか…とかやったのですが!


明日から星組はじまるし、そうなると天華さんのこと以外手につかない、さらに宙組も大楽へラストスパート、と、

何も残せないままになるのは目に見えているので、超大事なことだけは!

未来の私に向けて残そうと思いました。 


宙組4/22見た帰りの新幹線、今このタイミングしか書くときない!のでスマホで走り書きします!


まず、あなた、あの歴史的新人公演にちゃんと立ち会えたのだよ、と!

幻でも記憶の捏造でもないよと笑。よろしくやで、これを読んでる未来の私!!



そしてほんまに素晴らしかった。


皆あの時代を生きる一人ひとりだった。

組の全員ではない人数、しかも下級生だけ!やのに

稽古期間も通常より短く、ムラもなく、しかも舞台機構トラブルもあるのに

それらすべてにとらわれず、生命力ほとばしるエネルギー。


最高。



では、風色くん最高!!は最後の〆に置いておくとして、キャサリンから!


理想のキャサリンやった!

まずビジュアルが好みやし、何より聡明で強い!  

怒っても、それがいわゆる女のヒス、ではなく、「抗議」やし「正当な主張」で、聡明やから故の行動だというのがとてもよくわかった。


「あなたにはできないわね、頭の中身が…」というあのセリフにも、それこそ「お前が言うなよ」てならんかったし…笑。いやだって、うまくやらないと、いきなりパーティーに乗り込んできて喚く女のほうが、いかに正当な根拠あるとはいえ考えなしってゆーかさ、もっとやりようなかったんかいとゆーか、頭空っぽといえなくもないやん、ブーメランなるやん…笑。


そういうのがないし、「愛の真実」も文句なく泣けるし、なんせ最高でした!

 

次にこってぃと真白くん!

この二人がもうね!

真白くんは、新人公演みてたカマラーダたちと、「え、マリオでしょ?あのかわいいマリオでしょ?」というくらい、大人なパオロで!  

そもそも本公演のマリオのあの壮絶な手術の演技も、もうリアルでリアルで。ジョルジュの手元がみえない席からでも、今何されてるのかわかる反応ですし

ほんっとーにお芝居うまいし、好きなんだろうなぁと改めて思いました。   

あと、ヤングプラスみても思うんやけど、キキちゃんにお顔似てないかしら…?私だけ?そう思うの…笑。 


こってぃはもう、色気が…いやもうとにかく私はこってぃが好きやとよくわかった笑。


かなり前列をたまたま当てたのですが、目の前の銀橋で歌い上げるソロといいね。

まぁそもそもヴィセントが好きなのよ私は。


そしてそう!

14日の久々の本公演でさ、市長&パッショナリアのりっつ&あーちゃんコンビをみて

もう、このシンメトリー揃う組ある!?宙組!これが宙組!最高!!うぉぉぉぉお!!!という「お前宙組のなんなのさ」みたいな感情で燃え上がってたのやけど(つまり宙組サイコーていう奮い立ちほとばしる熱いパトス)


新人公演でこれまた揃ってしまいましたよ…か、神がかってる…宙組の層の厚さ…新人!公演!だよ!?

下級生!なのよ!?


あっきーのバウニューウェーブ以降、エリザ新人公演やバウシンギングなど、まぁ様時代の下級生公演的なものをよく見てて

宙組ほんと下級生がうますぎる!と思い続け、ちょっとここ数年、そういう年次の公演を見る機会がなくなってたのですが

やはり、本当に宙組って下級生層の技術レベルが高い!と思いましたよ…。

イスパニアとオーシャンズみたかったぁぁぁあ。



朝木さんは、本公演もあの影ソロやもんね…納得すぎる。雪輝くんも、素晴らしい市長、ありがとうございます…!


そして、そして!

風色くんですよ!!

あの、もう…何を書けばいいのか…。

とりあえずナニーロの影最高、カッコよすぎた!とか

「どこの動物園かって?」をはじめ、ちょいちょいツボな台詞回しがあったとか

細かいところをあげたらキリがないのだけど…。


でもとにかく好きなのは、タリック脱退から、真にカマラーダになるくだり!


なんかね!わたし的にはですが、ほんとあの瞬間、すっと、ジョルジュの「異邦人」な感じがなくなって、真に主体として、カマラーダになったなと!!!



ジョルジュは真摯かつ誠実とはいえ

やはり「カメラマン」として、客観的に、センチュリアや市民の面々にどんなに寄り添ったりしても「君たちは」カマラーダというポジションやったと思うのです。


それに、カメラマンというのは、そういう客観性があってこそ、主体と客体として成り立ってるのだと思うし…。


「君たちは」カマラーダ、とか「俺は、お前たちの生き様を撮るよ」というジョルジュのセリフの一つ一つから、カメラマン、異邦人としてのジョルジュのあり方が自然と湧き上がってきたのですが…。


そんなジョルジュが!ついに「俺たちは」カマラーダになったとき!!

言葉にはできない、醸し出す何か、としかいえないものが! 

変わって!


もう、私はそれがすごいなと!!!

言外のね!!!



異邦人、根無し草、カメラマン…なにか「繋がり」がなく、それは世界一のカメラマンだからこそ必然的な孤独だったかもしれないけど

カメラを置いてカマラーダと仲間になったとき、ついに根っこがつながったというのか…。


撮る側撮られる側、国や民族、を超えてワンハートになって、「デラシネじゃない」んだなぁと…。


ここらへんは、新人公演トークの、アメリカ時代、ジョルジュは本当の自分の道を見つけてなくてって…という趣旨の話につながるのではないかなぁと思いつつ。


 

で、みんなで肩くんで、センチュリアたちの目にも涙が…新人公演だしってのが私の中でも相まって、その青春感にさ、号泣。


いやだって実際、どんな過酷な状況でも、青春というか、人と人の連帯、というのは芽生えると思うのですよ、そしてセンチュリアの面々は若人なの!笑

ならその連帯を青春と名付けてもいいじゃないか!日本の平和な高校生活キャッキャウフフだけが青春じゃないじゃん!


どれほど過酷でシリアスで、結果が見えてても、死地に赴くとほぼわかってても、なお生まれる連帯、とか人の絆、ワンハートにこそ人生の真実をジョルジュは見つけ出したんやん!!!


てゆう!!!


だからもう「最後まで 戦い抜くぞ 命をかけて」のところで…さらに滂沱の涙!ですよね…。


以上、ルサンクないので、細かいセリフは間違ってたらごめんなさいですが、

スーパーお気に入りシーンを抜粋しました。


あ、あとはこってぃと風色くんの挨拶の素晴らしさ。


こってぃの挨拶は文面起こしてなんか記録に残したい名演説、でしたし


風色くんはシンプルながらももう…ねぇ!


誠実で、お芝居や舞台のこと、人間性の素晴らしさが伝わる…あ、だめ、私の表現力じゃキャパオーバー。


まぁとにかく、芝居といい、挨拶といい、ケールのデカさ、信頼感、安心感、風色さんの舞台は絶対大丈夫!という舞台人としての大きさ、誠実さ…大器!!てやつを!感じまくったのです。

だってあの大作を、コロナや舞台トラブルという様々なアクシデントを乗り越え、やりきった、をとおりこして、ジョルジュとして、一人の人間として生き抜いたって。


あのスケールの大きいワイルドホーン氏の名曲たちを前に、しかし技術的なことはもちろんのこと何より心を大事にして、

その言葉通り、「歌の技術」とかよりも遥かに、歌詞の意味、心、ジョルジュの人間性、その時の立ち位置などなど…それがまず伝わってきて。


その姿勢こそが、舞台への誠実さや証でしょうし、それを表現できる技術も既にあり

しかも宝塚のなかでも有数の高身長、文句なしに美しいド美形正統派なお顔、なんともいえない魅力的で柔らかいお声

…心技体すべて揃ってて、これで長の期じゃなく、さらに成長間違いないわけやないですか…。だってお芝居や舞台が好きやから。成長しまくるの待ったしでしょ、な、なんて大器…。


以上、とにかく、素晴らしい新人公演でした!


宙組の皆様、本当にありがとうございました!