もう、めっちゃ良かった・・・。

 

御園座楽からの仕事(つーかまぁ色々)からの宙組初日で早く寝ろよ、なんですが

もう、これは書きたい!書かないと!ということで。

 

急いで書く、書きなぐる!

 

もうね、めっちゃヒューマンやった。

 

8年前?100周年あたりの記念ブルーレイ3枚組でネバセイ(と、とうこさんスカピン、あさこさんエリザ、全部にはまった)で見て

楽曲も大好き、実況CDやパンフも買った身ですしそりゃかなり好きになったわけですよ。

でも、なんとなく暗くてシリアスやったような印象があって…

だってスペイン内戦やし…辛いシーンもあるかなぁ(2幕のあそことかね)など思ってたのですが

そんなことはなかった!

めっちゃ熱くてヒューマン、まじで「ONE HEART」やと思った!ということを!!

書いていこうと思います。

 

(そもそも、瀬戸花まりちゃんが退団なので、彼女ばかり見てて、あまり他のかたを今回は見られないので

細かいところはかけない…笑。

 

なお、まりちゃんに関しては、もう公演アナウンス聞けないのか…で泣きそうだし

開演で泣きそうだし、また後述しますがアニータで号泣して

フィナーレは滂沱の涙でって感じでした。)

 

えっと、まず、再演ものということもあり、ネタバレありありで書いていこうと思うので

過去作品見てない&バレ嫌という方は、お気をつけください!

まぁ、冒頭最初のシーンで、誰がどうなるかはお察し、てかちゃんと提示されており、

HOWが紐解かれていくので、クリティカルなバレはそもそもないと思うのですが。

 

というわけでや、どう熱くてヒューマンやったか、にうつります。

 

真風さんがパンフで、(ジョルジュとキャサリンは、)「その瞬間を生きる者同士の魂が共鳴し合う、恋や愛というものでは説明できない関係性」と言及されてますがその二人だけでなく

各人物、組子全員、どの立場の人間も、生き抜いた

ああいう時代があった

という生き様をね!!見せてくれたというか、その部分が一番響くのですよ!

戦争の怖さとか辛さより。私には、ですが。

 

私は、それこそ「戦いは新たな戦いを生むだけ」と思ってますし、

神でも民族でも、なんなら(木村先生が王家宙組のパンフで言及されていたとおり)愛の名のもとでも、人は戦うのだけど

そういうイデオロギー的な戦い、対立イデオロギーを排除する、誰かや何かを攻める、滅ぼす戦いが前面に出されると

やはり怖いですし、辛いです。

 

そして、「少年H」を小学校時代読んでいるような神戸っ子としては、

自分が戦争になったとき、たとえ日和見主義やとか、非国民と言われても

戦いたくないし、戦場に「なにかのために戦ってね」とかって誰かを送り出したくないなぁと考えていたんですよね。

 

でも、なんかね、今回の市街戦とかは…

そういう「戦い」の面より「生き抜く」というか…。

 

バルセロナ市民や作中の(スペイン人ではないのにスペインに残った)オリンピア団は皆

後天的な後付けの概念、外部からの狂信的な何かというより

人間として誰しもが持つ根本的、基本的な尊厳の発露のような…。

 

♪『俺たちはカマラーダ』でも「お前たちの主義主張の争いなんかに 巻き込まれたくない」とあるし。

 

バルセロナで生きてきて、この地で生きていきたいとか

ファシズムにはそりゃ賛成できない思想の自由とか

そういう人たちとともにありたい、見てみぬふりはできないとか。

とにかく、そういう、人が、自分らしく、尊厳を持って生きていくための根本的なものを守るには

その当時は銃を手に戦うという方法しかなかった、

みたいな?

 

だから、それは、対天災なら、銃じゃなくて助け合って復興することになるだろうし

私も、この当時、そこにいたら、同じようにバリケードを築いて戦っていたかもしれない、と思って…。

 

そう思わせてくれたのは

まず何より宙組のコーラス、宙組生一人ひとりがその時代に生きていて、当時のスペインを立ち表してくれたからであり、

また、キャラクター各論にも、次のブログで書いていく通りなのです。(すでに総論で長くなったww)

 

私が感じたヒューマニズム…と字面にするとなんかあれやけど

「人間としての熱い大切ななにか」は

この状況下、幕がやっと開いて…てのにも通じると思うんですよね。

ファシズムの嵐、天災、疫病…色々あるけど、皆生き抜いている!!ていうね!!同じことだと思ったのよ!!

だから宙組生のお芝居が普遍的でホンモノで、本当に「ONE HEART」やったと!!

人間なら誰しも、タカラジェンヌも観客の私達もみんな持っている大切なものを共有できた、そこに火が灯ったと。

げ、き、あ、つ!!!


てなわけで、「もし怖かったらどうしよう…」とか「マチソワダブル、感動するだろうけど苦しくて辛いかな」とかのご心配は

不要だと思うのです!!

 

暗くないから軽い、とか明るい、とかではなくて

戦争の悲惨さとかより、人が生き抜く生命の力強さを私は受け取ったし、

昨日までエジプト兵やったのに、バルセロナ市民として、精一杯あの時代を3時間生き抜いてきた

体感10分であっちゅーまに終わってしまった、毎日見たいというところです笑。

 

いや、ほんまに楽曲は当然いいし、大劇場で生オケで宙組コーラスで、ですよ。

早く実況CDお願いします。

王家もネバセイも、神曲神コーラス神劇場で見ると毎日通いたくなりますねー。