なんか…めっちゃぐいぐい引き込まれて本当にあっちゅー間やったんですけど…。
「復活」を昨夜見て、シリアスだけど花組の皆様の芝居のおかげであっという間に終わって、すごい劇をみてしまったという感じやったのですが、
なんかそんな感じ。
とにかく、おだちんはじめ演者が良くてめちゃくちゃ名作みた気分になるというか。
そもそも、この作品、谷先生のおだちんへの信頼や愛をめっちゃ感じて、
それも含めて風間柚乃という役者の凄さによって成り立つ素晴らしい芝居、みたいな。
谷先生のお心はそりゃ知らないけども
第二次世界大戦時代に、それでもルーカスは、人はどう生きるのか、
アイデンティティは何か
人種とかでなく「人として」、その人間はどう生きるのか、という普遍的なテーマを
風間柚乃なら表現できると思って書いたであろう、ストレートなセリフたち。
それを完全に自分のものとして発するおだちん。
私がそもそも男女差別や人種差別には多分肩入れしてしまいがち、というのがあるから刺さるのかもだけど
それにしてもさ。
研8?にやらす?
いややらせるよね、風間柚乃だもの。
私がおだちんの舞台みて感心尊敬しまくりなのは、男役どうこうでなく、年次関係なく
一度舞台に立てばその人物として、あらゆる肩書とかとっぱらって向き合うのだろうというストレートなところなのです。
とはいえ、研3とかのおだちんは多分知らんかったんやけど笑。
でもそう思わせる舞台姿なんですよね。
舞台人の心構えみたいなのはもう、いつでも完成されてそうな。怪物やない?まじで。
ラストの方に、一人で怒涛の魂の叫び!みた穴シーンがあるけど
あれ、バウだからじゃなくて今すぐ大劇場でしても、観客引き込んでぐいぐい引っ張れると思いますよ絶対。
全てが真実!みたいなおだちんの舞台姿。
作中、ルーカスと教授(汝鳥さん)とのやり取りでルーカスの人物評として頑固物でなんたらで奇妙で…君の微笑みで周りが元気になる?勇気をもらう?
みたいなセリフがあったと思うんやけど
あれ谷先生の風間柚乃評では?と思ったよね笑。
パンフに谷先生も風間柚乃には音楽と微笑みが似合うって書いてたし笑。
配信月曜日打ち合わせ入れてしまって観られへんので細かいとこ間違ってたら申し訳ないのですが、おだちんの素晴らしさと谷先生の愛が伝われば幸いです笑。
おだちんのさぁ、人類愛というか、男役としての男女の愛、とかでなく
ユダヤ人とかドイツ人とか関係ないやん、同じ人間やん、だから助け合うだけやん
みたいな、
至極当たり前だけど人類としては成し遂げていない、だけど、今まできっとそういうことを成してきた市井の人々がいるから人類はどんなに戦争しまくってても滅びてないんだろうみたいな
そーいうね、とても根本的な
だけど人間本来なら誰でもわかりうる真実を
おだちんはじめ、演者みんなが心から思ってるからこそ
大げさでなく、リアルにささやかにしかし力強く伝わってきたわけよ!
誰かがすごい英雄的行為をしたわけでなく
皆が少しづつ勇気を出したりできることをして生き抜いたのね。
でも結局、平和や国境を超えた友情とかってのはそういうささやかで尊いことだと思うわけよ。
そして道はできていくし
芸術や音楽もなくならず後世に伝わってまだ地球や人類は滅びてないと思うのね。
ていう、もうあー良かった。
戦争モノ苦手な人でもこれはオススメしたい。
大仰なイデオロギーや理想を掲げるでなく、むしろ、ほんとにこういうことだよな大事なのって
みたいなさ!
いやでもまじええ舞台やった。
男役とか宝塚とか抜きにして「天性の役者」てのはこういう人をいうんやないかという風間柚乃氏の求心力でしたわ。
そして芝居の月組と専科の皆様!
舞台上の人々がドイツからパリ、カナダと、
時代を、物語を、色を、確かに生み出してくださいました。
あーほんまにええものをみた!
チケットの神様、ありがとうございましたぁ!
明日も星ダブル!
楽しんできまーす(^-^)9