さすがうえくみ先生!超泣いた〜!嗚咽!やばかった笑


そして会場もそんな感じ笑



ただ、なんか、fffはじめ、他の作品のほうがわかりやすかったかも。世の中的にはfffはわからんとゆう声はあるのかもしれないけど、私はめーっっっちゃわかりやすかったしドンピシャどハマリ、一体化てほどのめり込んだので…。


いや、話がわからないとかではないのよ。

そこは単純、はじめから南朝負け戦なので笑。


たとえばなぜ自分がこの場面でここまで泣くのかわからない的な感じかな。

うーん。



でもなんせよかった!


まず、確かに南北朝て、名前は知ってるしなんか争ってるけどなんだろう、という人も多いやろから、幕開きからまず時代説明があるのね、かなりわかりやすく笑。



絵としては歌舞伎のような止めた絵で。


そこらへんをはじめ、なんか歌舞伎とか知らなくても何故か郷愁、懐かしさ、故郷みたいな、多分言語化できないけど確かにある日本的美意識が作品の根底にあるのだと思いました。そして多分無意識にそこをついてきて、積もりに積もって爆泣き。

さすが奈良出身が奈良を舞台に書くとこうもなにかよくわからん奥深いなにかを揺さぶるのね笑。


たまきちはもう、内侍に対して好きでも身をひくとゆーか、一人耐える男の美学、いちいちダンディズムで切なくたまらん。そのダンディズムがまぁちゃんと和物にマッチするとゆうか、

一人耐える男の美学ってどの文化でも表わせられると思うけど、実に日本人的に表してるんだよねー。でも、今の私には表現できない、この日本的な感じ。また表現が浮かんだら書きます笑。


劇中、武士は欲得がうんたらとか金で動く獣とか、高師直が恩賞方をしたいといったりなどがちょいちょい出ますが、


学習漫画でも読んだし日本史の授業でも習ったけど、南北朝、というかその前に連なる元寇後時代からまさに恩賞問題で鎌倉幕府はごちゃり、後醍醐天皇が挙兵する隙が生まれ、尊氏がさらに裏切り北朝を率いることにもなる大事なキーワードだと私は考えてます。


(誤解をおそれずざっくり言うと、元寇防衛などみんな頑張ってたのに、鎌倉幕府からの褒美が不均衡だから、武士たちはより褒美をくれそうなトップを求め後醍醐天皇につき、でも後醍醐天皇は実際働いている武士には褒美をくれないから今度はちゃんと褒美くれほうな尊氏についてドンパチしてるのが南北朝。)


劇を壊さない程度にちゃんとそういうワードをぶち込むのがさすがうえくみ先生だなと。

わからなくても問題ないけど、物語の骨格の強度や深みをもたらすのはそういう知性やロジックなんだなーと思いました。


(ちゅうかまぁ、結局はリソースの足りない時代やからみんなが豊かになるのはしゃーなしやとしても、ほんと、鎌倉幕府を反面教師に恩賞与えれば南朝もまだましやったんちゃうか…)


弁内侍とはそんなに実は絡みないし、いつの間にあんたらそんな両思いなんってツッコミできなくもない…んやけど

なんかわかるし泣けるのよ、すごいわ。



と、ここで幕間終わるので、取りあえず戻りまーす!