とゆーわけで!
今日は、友の会優先日でなかなかの前方でみてきたのですが
開演前とかめっちゃ静かやった!
ほんま宝塚ファンのマナー素晴らしいと毎度感謝。
本日で3回目のロミジュリ。
今まで(多分)書いてなかった感想を書こうと思います。
☆ロミオの好きなシーン
どのシーンも完璧すぎて逆に書けないとゆうパーフェクトこっちゃんなので
好きなシーンを抜粋しようかと。
やはり、「死」にあやつられるようなダンスとシンクロ具合ですよね。
特に、一回目の「僕は怖い」で、後ろにくいっと引っ張られるのが好き!
☆「死」
そんなぴーすけの「死」ですが、とにかく操ってる感が好きよ!
まさに「運命」とゆうか、何か人間には抗えず、もう決まっていたようなFate。
観客のわたし的にはある意味それは慰めで、悲しいけどしゃーねーな、誰が悪いわけでもないし、もうさるべきにやありけんやったなと、おかげで理不尽さを考えずに観ております笑。
☆ティボルト
ティボルトで一曲選ぶなら「今日こそその日」。
もう、2幕はティボルトとマーキューシオのやり取りが私的に一番の「お楽しみ」なのです笑。
愛ちゃんの「今日こそその日」で何が良いって目と腕の表現力!
世界が壊れて、何も真には映していないような目で、
だがしかし、腕はぶっきらぼうにまとわりつく女たちをあしらうところとか
今までの君の女の扱い、ジュリエットを忘れるための振る舞いが象徴されているよ、と笑。
射抜かれましたね。
あと、ラストの歌い上げの声ののび、毎度酔いしれるわぁ。
☆ベンヴォーリオ
ベンヴォーリオで好きなのは、大公の歌でバチバチやりあってるときと、青組で青春してるときのギャップ。
シーン的には、ティボマキュが対峙してる横で、ロミオに説得されて心動かされてるとこがマイベスト!
あれは、もともとのせおっちの人格や徳の高さがにじみ出てるシーンで、ベンヴォーリオ及びせおっちへの愛が深まってしまう〜。
彼だけが取り残されて、大人になるんだよね…。ある意味、光と闇、反対方向に生き急いだロミジュリとティボマキュの間で、バランス良く、というか結果中間だった彼が、人間界でどうバランスをとって生きていくのか、和解し
たはずのベローナで、どう許しながら生きていくのかと思うと、一番思い入れちゃうわ。ベンヴォーリオに。
☆マーキューシオ
どこのシーン、というより、若いセリフ回しがほんま可愛いね!とっても純粋、ピュア、やんちゃ!
ある意味、一番同情ってか、憐憫ってゆうか…「若くして死んじゃって…」と悲しみ?を抱きます。
☆ジュリエット
毎回進化してる気がする!
子鹿のように元気で芯の通った潔いジュリエットで惚れてまうわ。
千秋楽が楽しみです〜♪
☆キャピュ父天寿さん!!
はぁ好き…なのはわかってる、もっと具体的にね。ブログやし、うん。
「家父長制度の長」としての「父」というか、ジュリエットに対してだけではなく、ティボルトに対しても家父長として厳しくて、しかしそれはそれこそ憎いからではなく、「家の存続」という視点からの態度が一貫していて
私はティボルトとの絡みもめっちゃ好き〜笑。
天寿さんのキャピュ卿は、とても厳しくて高圧的ではじめからどこか孤独というか、孤高なんだけど、それは一人の人間とか男の感情が見えず、家父長としての役割に徹しているからだなと思います。
何かの役割に徹するということは、ある意味、一人の人間をやめるとゆうか。
嫁がティボルトティボルト、ティボルトはジュリエット、ジュリエットはロミオと、周りはわりと自由に自分の恋心や執着に忠実=個としての自分の感情を認識、表現してるのに
キャピュ卿は、独白の歌までもが「ジュリエットの父親」としての歌でさ。
一人の人間として、何かの役割を脱いでこの人が安らげたり孤独を感じない時間はあるのかとか同情してしまう笑。
娘に嫁のことを暴露されて「ははっ」てから笑いする孤独さよ、たまらん。
愛されてないことはどこかでわかってて、
でももはや現実と向き合いたくない、今更、人と人としてイチから信頼を築けるかもわからないから「役割」という鎧にますます逃げるんやろなぁおそらく、という、人間にありがちなどーしようもない弱さがね。
悲しいねぇ。
☆そのほか
何回も回を重ねると、大公の歌とか世界の王といった代表的ナンバーだけでなく
どの曲も好きになりますね。
私は最近、ひばりの歌や、仮死の薬をバルコニーで煽って階下ではベンヴォーリオが嘆いている唄、あと霊廟のジュリエットの歌などがとっても好きです。
2月はこれで打ち止めですが、引き続きBOXとともにロミジュリ楽しみまーす!