キリアン リエゾンダンジェルーズ
発売年 2007年
調香師 Calice Becker
トップ ピーチ プラム ブラックカラント
ココナッツ
ミドル ローズ ゼラニウム アンブレット
シナモン
ベース ムスク サンダルウッド オークモス
ウッディノート ベチバー バニラ
フランス、18世紀のフランス人、ラクロ作の書簡体小説『危険な関係』から、インスパイアされた香水です。
ラクロの危険な関係は、私が知る限りでは2度映画化されており、ジャンヌモローが主演したロジェヴァディム監督バージョン、グレンクローズが主演したバージョンがあり、どちらも楽しめる映画ですのでオススメです。
原作も岩波文庫、新潮文庫から翻訳版が出版されています。
原作を読んでから、映画を観るともっと楽しめますのでオススメです。
お話は、悪女とプレイボーイが清楚で貞淑な女性たちを籠絡する事ができるか、賭けをする話です。
ヨーロッパは、キリスト教の影響下で聖性とエロスを描いた作品が非常に多い印象です。
キリアンヘネシーさんも、その辺りの文学作品に影響され、こちらの香水をプロデュースされたのでしょうか。
このようなネーミングをされている香水ですが、香りは、フルーティフローラルで春らしく香ります。
ピーチ、プラムのフレッシュなフルーティさに、ローズ、ゼラニウムが華やぎを加えます。
ココナッツの甘さが段々と感じられ、最後は、ココナッツ、サンダルウッド、バニラのクリーミーな香りとなり消えていきます。
ジャンヌモロー主演バージョンの危険な関係は、貞淑な女性を誑かすプレイボーイ役に、当時のイケメン俳優ジェラールフィリップが扮しています。
ちょっとキリアンヘネシーさんに、雰囲気が似ていると思いますので、興味がある方はご確認ください。
私のブログをご覧頂きありがとうございます。
香水は、自己表現の一つの手段だと考えております。
お好きな香りで、素敵なひとときをお過ごし下さい。