死からの生還

中村うさぎ(著)

 

 

 

 

死の淵から見事、生還し、

週刊文春連載も再開の運びに。

女王様、ドラマより劇的な復活の記。

 

を読みました

2014年の本です

あの頃は中村さん容態が危ないニュースが

世に流れてて、私もかなり心配いたしましたが

お元気になられて、何よりです。

 

タイトルからは

死の淵の話とか死にたいする話かな

って、思ってましたが

うさぎ節でしたよキメてる

 

うさぎさんは

死後の世界とか天国とか

興味ないのか?

信じてないのか?

死んだら無だと思われているようです

だから

その先が無いのかもなぁ~

的な感じでした。

 

 

年齢同一性障害?

が、世の中に実は多いのでは?

と思いました。

自分の実年齢と、セルフイメージの歳と

ギャップがある人は多そうだよねうーん

 

 

 

 

考えさせられたのは

教育=洗脳か?

斎藤環氏が

母親というのは子供を洗脳して支配するんですよ

と毒母について語るが

 

女王様は

母親が子供を支配してるのはある意味当たり前じゃないの?

無力な乳幼児には何もかも世話してくれる存在が不可欠だから

 

氏は何度も洗脳って言うが

あらゆる教育は、民主主義も資本主義も洗脳じゃないの?

社会システムを維持する為に特定の幻想を共有するため

ルール、モラルを持たない子どもは

親や教師が社会に適応するために教育と言われる洗脳するけど

洗脳しないと社会に適応できない。

母親も不完全な人間だ

そもそも正しさが何なのか大人に分かっていない

 

斎藤環氏の

子どもを支配する母親は全て毒親

に対して

伏見憲明氏が

母親はどうすればいい?

と問うと

答えはないんですよ

 

あんぐり滝汗ポーンゲローゲローゲローゲロー

 

ダメだしばかりして答えが無い

って本当にキツイ

 

 

例えば料理出したときに

「何か足りない」

って言われて

塩?醤油?砂糖?出汁?なにかな?

って聞いて

「なんか分からないけど足りない」

と言われて

じゃあ「これだっ」て味のやつ作って!

と言うと

「無理作れない」

って言いうヤツおるけど

本当に困るしムカつく

 

ダメ出しは簡単だけど

どうすればいいのか教えてほしい物申す

 

 

 

お前なんかいなくなればいい

って育てられたから

私の親も、きっと毒親

 

本当にヒドイ事をいわれまくって

ヒドイ仕打ちも受けて

ダメなのは分かるけど

良いモデルを見ないで育ったから

自分の子育て

いっつも不安だ

 

なんかあるとすぐ母親たたくけど

じゃあどうすればいいんだろう?

普通の人が普通の生活と財力で?

と思う

理想は全てを包み込む広い心を持ち

安定した状態の母親なんだろうけど

おおよそ

自分は不安をかかえて

むしろ自分が支えてほしいくらいだよ

って、状況で・・・

 

 

母親の幻想をなんとかしてほしいなあ

万能じゃないし

強くないしさ。

 

 

 

 

女王様は

斎藤氏は精神科医だが患者と一緒になって親を悪者扱いするればすむ仕事でああるまい

親を批判して解決するなら苦労はしない

悪者を仕立て上げ

自分は被害者ですと言っていれば

あなたの人生は良くなるのか?

 

 

と、すっごいズバズバ切り込んでくる。

全くもってその通りなんでしょうね。

 

この本には

イタリアン弁当がイヤだった

ってな

はぁ~

って感じの毒親と

それを恨む

30代40代の女性とかで

 

 

子どもの時に爪をはがされました!

(消えたい: 虐待された人の生き方から知る心の幸せ 高橋 和巳・参照)

とか

フライパンで焼かれました!

(ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語・参照)

みたいな本当に毒な親な話はないので

身がすくむ思い無くして読めます

 

 

 

そして

女王様は自己実現の人で

他者と自分とのバウンダリーを

きっちりと築き上げるための

知識をかき集めた人に見える

頭がいいから

うらやましけど

頭がいいから色々分かって大変なのかもな~

 

それぞれのレベルで

それぞれ大変だよね。