「子供を殺してください」という親たち 2巻 押川剛 (著), 鈴木マサカズ (著) 

を読みました。

 

原作者の押川 剛さんはテレビで見たことがあります。

 

問題をかかえたまま時間だけが経過し成長出来なかった

「中高年の子ども」の親が

彼に引きこもりの子どもの事を依頼していました。

 

本を何冊も出版されているので、

マンガでなければ、図書館で借りれたのですが

 

正直、育ち盛りの(赤ちゃんから学齢期の)子どもには興味あり!ですが

 

もう育ち切った「中高年の子ども」には若干の嫌悪感があり

ちょっと気になってはいたのですがスルーしていました。

 

 

たまたま

電子書籍で立読みしたらマンガがすご~く面白そうだったのと

「母親を奴隷扱いしゴミに埋もれて生活する娘」が

気になって買っちゃいました!

(* ̄Oノ ̄*)

 

なのであえての2巻なのです。

 

表紙の部屋もヒドイですよね。

 

私は汚部屋とかゴミ屋敷とかに

もの凄く興味があって

普段はあまりテレビを見ないのですが、

その手のテレビにはスグ反応して

録画してでも見てしまうタイプです!!!

 

 

とても面白くて、繰り返し3回以上読みした~

読み返すたびに、

ああ~そっか~と色々と気がつきます。

 

とくに、1回目はただマンガ面白い!

と読んだのですが

 

途中から

「問題の子ども」と並行して読んだので

 

「鬱病を病みながら病院に行こうとしない息子」は

おおお~ニイルの言う通りに育ってる⁉

スゲーなニイル‼

と相乗効果で両方とも面白く読めました。

 

マンガの絵と内容がとても合ってると思います。

おススメです。

 

 

 

 

ご注意ください。

ここからは、ネタバレです

 

「母親を奴隷扱いしゴミに埋もれて生活する娘」

 

実家で引き籠りの姉と生活する母と

連絡の取れなくなった妹が押川氏に依頼する話です。

妹は既に結婚して2人の子どもがいます。

 

 

ワクワクしながら開いて

このマンガの中で私と環境が近いと思われる

妹に感情移入しながら初めは読みました。

 

*依頼者である妹の回想シーン

 

精神を病んで家の中で暴れる姉がいるため

この前のページで

「寮のある高校に行きたい。こんな家はもうたくさん!!」

と母親に話しています。

 

 

かなり老けていますが「まだ中学生」です

 

母は「この家にもう近づかないで、

姉にはあなたの居場所は教えない」

と言います。

 

 

う~~ん

感動的なシーンですね

私は、1っ回目に読んだ時、ウルっときました。

(´_`。)

 

しかし。。。

再度読み直してみると???

 

だって‼

まだ中学生の子どもがさ、ここまで思い詰めるって!?

妹を逃がす前にすることがあるでしょ~

 

発病してる姉だって未だ未成年だと思うし

まずは、姉を医療に繋げて安心できる暮らしを

子供にさせる努力を、しないとねぇ

と思いました。

 

 

途中のシーンです。

 

安否確認の為にやってきた妹や押川氏を見て

怒る姉に、母は

(助けにきた娘)妹に責任転嫁

 

 

お母さんも巻き込まれるとはいえ

なんだかなぁ~

って感じです。

 

この家族だからこの状況になる

と言うような事をマンガの中で押川氏は言ってます。

 

冒頭、押川氏に

助けたら姉の人生を引き受けることになるから

自分の人生犠牲にする場面もでてきますがそれでも助けますか?

と聞かれて

 

母を助けたいので関わると言い切る妹でした。

 

( ̄ー ̄;( ̄ー ̄;

どうなのかな???

 

私の尊敬する西原理恵ゾー氏なら

この妹さんに対して

 

お母さんの事は諦めて

お姉さんと一緒に死んだと思って川に流しましょう

あなたは自分の2人の子どもを守り育てて下さい」

 

と言うと思います。

私は西原先生に賛成です

実際、私は父と音信不通です。

 

 

では

何故、妹はそうまでして母を助けたかったのか??

それは

 

 

私の為に犠牲になってくれたお母さん

を彼女自身(妹)が真実にしたかったらではないでしょうか?

 

見方によっては

母は病気の姉を選んで実家に残り、姉に尽くし続け

妹は家から出された。

とも、取れます。

 

実際に未成年の子どもの一方を家から出したのは事実です。

 

妹は母に選ばれなかったことが

何処かで傷になってるのかもしれません。

「姉のことはどうでもいい」と押川氏にも話しています。

 

でも

妹は母を自分の陣地に引き入れてそれで

満たされるのでしょうか???

妹さんが抱えてしまった、さみしさは

今のお母さんでは埋められないんじゃないかと心配です

 

母の奇妙な態度を押川氏にメールで報告していますしね。

 

この、お母さんは自分の事しか見れない人なかもしれません。

この母と近づくことにより彼女の子どもが心配です!!!

 

傷ついている中学生からの自分を癒すことができなかったら

今のお母さんと一緒にいてむしろ余計に傷ついてしまったら

 

傷の連鎖が妹さんの子どもに向かったら・・・

と思うとやるせないです。

 

 

私の憶測では

妹は心の何処かで自分が追い出された、選ばれなかったと

(意識してるか深層心理か分からないけど)傷ついてる部分があり

自分の子どもが成長して当時の自分の年齢に近いてくると

子どもも同じ2人だしね~

当時の自分を思い出し辛いんだと思う。だからこその

今回の決断なんだと思います。

 

タラレバだけど

一番いいのは妹が中学生の困ってた時に

このお母さんだけではどうにもならなくなった家庭に

大人が介入して助けてあげられたら良かったのに...

 

 

 

もう一つのお話

「親を許さない子供たち」の主人公は子どもですが

既にオジサンです( ̄Д ̄;;

 

家庭に無関心なキャリアな父、

そのため子どもばかりに気持ちが向く母

 

というきっとひと昔前なら

ありがちな家庭で歪んで成長しました。

同時に読んでいた本の内容とシンクロしているとおもいました。

 

以下です

 

子どもの生活において、最も大切なものは愛である。

しかし不幸な結婚生活にある親は、適当な割合に愛を与えない

中略

愛にうえた子どもは増悪の人となり、反社会的になり、批判的になる。

愛され過ぎた子どもは母親の秘蔵っ子となる、いつも母に頼ろうとばかりしている。

「問題の子ども 」  A.S.ニイル (著) 第14章不幸な結婚P182~183

 
そしてこんなオジサンできあがりました~
チャンチャン、残念な仕上がりです。って感じでした。
 
 
私の子どもはまだ本当に子どもで、学校の勉強は残念な状態ですが
それ以外にも色々と手がかかってます(><;) 近いうちにスクールカウンセラーと面談です
縄跳びしてる姿が可愛いので爆  笑
(縄跳びもけっして上手ではありませんが)褒めて
認めて育てようと思いました。
 
 

と、まあ~

かなり考えさせられるマンガでした。

ズンズン仕事を進める押川氏がカッコいいですヾ(@°▽°@)ノ

イケメン俳優をつかって(個性派でもいいけどサ)

ぜひドラマ化していただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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