ホールのお仕事の楽しさを | MEfactory 代表取締役ブログ

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新しくて楽しい“食”のご提案

昨日は一年ぶりくらいにデッカーズのホールで働いて疲れました、、、。

デッカーズは本当にいいお店です。

盛り付けも美しく、レストランサービスのような料理の出す順番やサービスをやっています。

それでいてリーズナブルです。

若い子にとって特別なお店である理由がわかります。

で今日お話ししたいのが
ホールのお仕事に関してです。

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ホールって一番初心者の仕事で
ただ料理運んで皿を下げる。
使いっ走りのようなイメージですよね?


でもヨーロッパではウェイターはシェフより偉い場合が多いんですよ。

ウェイターが憧れの仕事なんです。

ウェイターが接待やデート。
記念日。VIP。
全てをコーディネートし
その日のディナーをドラマのように演出します。

お客様の好き嫌いを全て把握しており
シェフに細かい調味料の指定までしてつくらせます。
料理があと何分で仕上がるか調理場を見て判断しシェフに調理開始の指示を出します。

例えばパスタの茹で上がり時間。
ウェイターが麺によって茹で上がり時間が違うのは当然わかっているんですが。
夏場と冬場で一分単位の茹で上がりの違いまで判断するんですよ。
夏の方が茹で上がりが早いんです。



お客様に言われたものを注文して運ぶだけではなく
そのお客様のお好みを判断しベストなオーダーに誘導します。
料理もお皿を下げた瞬間次の料理が出てくる。

お水が欲しいと思った瞬間につがれる。



本物のウェイターは威風堂々とし
本当にかっこいいんです。

僕が働いていたサバティーニという高級レストランでは、オーダーを取る人間をカメリエーレと言ってカメリエーレになるのに10年かかるんです。そのお店のカメリエーレはみんな40~60歳。
40~60歳のプロのウェイターですよ‼︎

英語もイタリア語も話せます。

その人たちの顧客は上場企業の社長や芸能人。スポーツ選手。ハリウッドスターや国賓級のセレブまで。

こういうお客様は自分のお好みのウェイターがいない日は店に来ません。

自分のウェイター以外は水もつがせない場合もあるんです。




是非見てください。

レストランで働く楽しさが溢れています。


ヨーロッパに行ったらウェイターの意識の高さに驚くはずです。

誇り高きプロの仕事なんです。


まずは店長。社員から意識改革して見ませんか?

一つの作業の重みを。

やらされてる仕事ではなく誇りを持って取り組み仕事に。

その空気感がPAさんにも伝わるといいですね