Nさんは80代男性で糖尿病で認知症だ。

糖尿病ということ以外は認知症があるものの、お歳の割には足腰もしっかりしていて元気ニコニコ
奥様に先立たれ独居という寂しい面はあるが、何やら特許を取ったものでひと財産を築き、裕福な老後を送っているように見えるくるくる

訪問看護では週に1回の糖尿病の注射と、内服薬をカレンダーにセットし管理をしている。
訪問すると、おもてなしのために栄養ドリンクを出してくれる。ご本人もそれが好きで、日に2〜3本飲むというアセアセ
自分で買ってるのかな?お嫁さんかな?という疑問が頭をよぎりつつ、でも飲み過ぎじゃない!?しかも、甘いよねこれガーン
詳しく糖分を確認してはいないが、糖尿病にいいわけないよなと、一応何度か注意を促している。
でも、認知症だからそんな事はすぐ忘れてしまうし、80数年も色々ありながら生きてきて、ここに来てあれダメこれダメって辛いよな〜アセアセ

こういった糖尿病の方などは、入院となると否応なしに管理された生活を送るため病状は良くなる。
しかし、家に帰ると自制が効かなくなるし、なかなか管理した生活を送れず血糖の数値が悪くなる事が多い。
若い人なら先もあるからまだしも、80歳を超えたご高齢の方が余生を好きに送れない(この方の場合は好きなものを食べたり飲んだり出来ない)ということは、この先5年〜10年の長生きのために果たして必要なのだろうか…

こういう葛藤は、色々なケースで常に付き纏う。この先何年のためその我慢をするの!?少しその時間が短くなっても、好きに生きた方がいいんじゃないかな!?

立場上、ぶつかってでもある程度の強制力をもって変えていかなきゃいけないという考えの人もいるが、正論をかざすだけが職務の全うなのだろうかショボーン

ご本人がその人らしく生きる事を支持したいと、少しくらい多目にみてしまう甘い私はダメなのだろうか…
(私だったら、少し寿命が縮んでも好きに生きたいし)

意思がはっきりしてる方なら、そこに寄り添う事も出来るが、認知症となるとなかなか難しいタラー

強制力と多目にみることのバランスが大事なのかな?なんて考えてもみるが、う〜ん難しいショック