昭和57年に明治乳業から「ボーデンホームメイド」が発売されたことを
きっかけに、アイスクリームはスーパープレミアムの時代に突入します。
また、一方では健康ブームの中、フローズンヨーグルトやジェラードも台頭
してきます。さらにマルチパックの急成長など、アイスクリームも個性で
選ぶ時代になりました。今や、日本のアイスクリーム消費量はアメリカ・中国
に次いで世界第3位なのです。
最初にアイスクリームは栄養食といいましたが、これには2つの理由が
あります。1つはバランスの良い栄養食品であるということ。
乳脂肪8%の種類別アイスクリームに含まれるカルシウムは、100g当たり
140mgと牛乳の100mgよりも多いのです。そのほか、ビタミンA、B1、B2
も適量含まれています。
アイスクリームなら食欲がないときでも食べられますよね。もし、朝食を
抜いている人がいれば、朝、アイスクリームを代わりに食べてみてください。
必要な栄養素をある程度補給できますし、砂糖を含むので、エネルギーも
補給されます。
もう1つの理由が、これはとても意外かもしれませんが、アイスクリームは
実は太りにくいのです。
アイスクリーム摂取後の血糖値の上昇は緩やかなので、脂質代謝を支配する
インスリンの分泌を急激に増加させないため、エネルギーへどんどん代謝して
いきます。また、アイスクリームは冷たいため、体熱を戻すためのエネルギー
消費が増えるので、摂取したカロリーはむしろエネルギーとして消費される
部分が多くなるのです。
アイスクリームは甘くて脂肪も高く、太りそう……。
そんな心配、もう要りません
今年の夏は、おいしいアイスクリームを召し上がれーーーーー
