最近、米サウスカロタイナ大などが米医学誌に、毎日4杯以上のコーヒーを飲む55歳未満の人は、飲まない人に比べて死亡率が高いと疫学調査結果を発表しました。55歳未満に限ると週に28杯以上コーヒーを飲む人の死亡率は男性では1.5倍、女性は2.1倍という結果が出たそうです。
コーヒーには様々な説がありますが、今回はそんなコーヒーの健康効果をお伝えします。
≪健康効果≫
★カフェイン★
☆眠気防止……アデノシンが脳に溜まってくると眠気が強くなります。カフェインはそのアデノシンの作用を邪魔して眠気を減らしてくれます。
☆消化を助ける……カフェインが吸収されると胃酸の分泌を促します。
空腹だと胃壁を傷つけてしまいますが、食後なら消化を助けてくれます。
☆二日酔いの頭痛に効果的……肝臓や腎臓の働きを活発にし、二日酔いの原因であるアセトアルデヒトを分解してくれ、強力な利尿作用により二日酔いを防いでくれます。
☆脂肪の燃焼を促進……カフェインはエネルギーを燃焼させるので余分な脂肪を分解・燃焼しやすくしてくれます。
★その他★
☆ガン、糖尿病の予防……コーヒーに含まれるクロロゲン酸は体がサビるのを防ぐ作用があり、血糖値の上昇を抑制してくれます。
☆動脈硬化を予防する……ニコチン酸が血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化を予防してくれます。
☆リラックス効果……香りで右脳の情緒部分に働きかけ、気持ちをリラックスさせます。
☆貧血……コーヒーに含まれるタンニンは鉄と結びついて溶けにくくなり鉄分の吸収を阻害してしまいます。
☆口臭……タンニン、クロロゲン酸が唾液の分泌を抑えてしまい、口腔内が乾いて口臭の成分が生成されてしまいます。
コーヒー中毒という言葉もありますが、タバコやお酒のような中毒性や依存性はないようです。ですが何にしろ飲みすぎ食べ過ぎは良いことではないので、おいしく健康に害がない程度に飲むことがよいと思います。